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日本人サッカー選手歴代移籍金ランキング76位~80位。能力は間違いないのに…世界屈指の名門で苦しむ逸材は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

77位:能力は間違いないが…

安部裕葵
【写真:Getty Images】



MF:安部裕葵(日本代表/バルセロナB)
生年月日:1999年1月28日(22歳)
クラブ:鹿島アントラーズ→バルセロナB
移籍日:2019年7月15日(当時20歳)
移籍金:110万ユーロ(約1.3億円)

 2017年、高校卒業後に鹿島アントラーズへ入団した安部裕葵は、そこから驚異的なペースで成長を果たした。1年目でJ1リーグ13試合に出場すると、2018シーズンにはJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞。そして2019年には鹿島で背番号10を継承し、コパ・アメリカに臨む日本代表メンバーにも名を連ねることになった。

 その安部はコパ・アメリカ終了後にバルセロナBへ移籍。4年契約であり、移籍金は110万ユーロ(約1.3億円)。トップチームに所属する場合の契約解除金は1億ユーロ(約120億円)に設定されていた。

 バルセロナBでは加入後すぐに満足いくプレータイムを確保。現地での評価も決して悪くはなかった。しかし、昨年2月に大怪我を負ってから状況は一変。長期離脱を強いられ、同年8月には新型コロナウイルスに感染し、その後は負傷離脱を繰り返すなど、なかなか試合に絡めなくなってしまった。そして、今季発表されたバルセロナBの背番号リストに安部の名前はなし。能力に疑いの余地はないが、あまりにも稼働率が低いこともあり、現地では近い将来の日本復帰が噂されている。

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