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日本人サッカー選手歴代移籍金ランキング76位~80位。能力は間違いないのに…世界屈指の名門で苦しむ逸材は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

76位:ドイツ移籍が大失敗に

関根貴大
【写真:Getty Images】



MF:関根貴大(日本/浦和レッズ)
生年月日:1995年4月19日(26歳)
クラブ:浦和レッズ→インゴルシュタット
移籍日:2017年8月11日(当時22歳)
移籍金:115万ユーロ(約1.4億円)

 中学校入学と同時に浦和レッズの下部組織に入団した関根貴大は、同クラブで順調にレベルアップし、2014年にトップチーム昇格を掴み取っている。1年目はスーパーサブ的な扱いだったが、翌2015シーズンよりレギュラーの座を奪取。2017シーズンのJ1第17節サンフレッチェ広島戦ではドリブルで5人を抜き去ってゴールを決めており、見事同シーズンのJリーグ最優秀ゴール賞に選出されていた。

 浦和で自信をつけた関根は、22歳の時に海外挑戦を決断。4年契約、移籍金115万ユーロ(約1.4億円)でドイツのインゴルシュタットへと活躍の場を移している。そして、8月に行われたリーグ第3節ヤーン・レーゲンスブルク戦で新天地デビューを果たした。

 しかし、その試合で失点に関与するなどアピールに失敗。さらに、関根が加入したばかりのタイミングで指揮官が交代。これらが重なったことで、日本の若きアタッカーはデビュー以降、まったく使われなくなってしまった。結局インゴルシュタットでの公式戦出場はわずか5試合に留まり、たった1年でベルギーのシント=トロイデンへと渡ることになっている。

【了】

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