レアル・マドリード、最高の90分間。インテルに完封勝利できた要因、凄まじい活躍を披露したのは?【欧州CL分析コラム】

2021年12月08日(水)11時40分配信

シリーズ:分析コラム
text by 小澤祐作 photo Getty Images
タグ: , , , , , , , , , , , , , , , ,

チャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグD最終節、レアル・マドリード対インテルが現地時間7日に行われ、2-0でホームチームが勝利している。これでマドリーはグループ首位通過が確定。イタリア王者インテルに対し、完封勝利できた理由とは?(文:小澤祐作)

攻撃的なインテルに対し…

レアル・マドリード
【写真:Getty Images】

 引き分け以上で首位通過が決まるレアル・マドリードと、首位通過のためには勝利が絶対だったインテル。この条件が、結果ゲームに大きく響くことになった。

【今シーズンのレアル・マドリーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】


 立ち上がりから攻撃的に出てきたのはインテルだった。お馴染みの3-5-2を採用し、3バックに入ったダニーロ・ダンブロージオとアレッサンドロ・バストーニ、さらにはウイングバックのデンゼル・ドゥムフリースとイバン・ペリシッチをかなり高いポジションに配置している。

 CBとWBを上げるのは単に攻撃の厚みが増すだけでなく、マドリー側のサイドバックとウイングを低い位置へ下げさせるという意味も込められていた。実際、この日WGを務めたロドリゴ・ゴエスとヴィニシウス・ジュニオールは自陣深い位置で守備をする機会が多かった。

 そのインテルはCBとWGで相手のWGとSBを外につり出し、それにより出来るSBとCBの間、いわゆるチャンネルを狙った攻撃を立ち上がりから多く繰り出し、マドリーを押し込んでいる。20分の時点で5本のシュートを浴びせた。

 しかし、効率よく攻めていたのはマドリーの方だ。攻守においてCBとWGがリスクを背負って出てくる分、当然インテルの最終ラインには隙がある。マドリーは相手の攻撃を冷静に跳ね返すと、ルカ・モドリッチとトニ・クロース中心にボールを動かしながらサイドの選手をアップさせ、そこから素早く展開して相手を押し込む場面が目立っていた。

 開始わずか2分、マドリーはヴィニシウスがさっそく際どいシュートを放っている。そして17分にはクロースが逆足で見事なミドルシュートを沈めて先制に成功。前半アディショナルタイムにはロドリゴがポスト直撃のシュートを放った。このように、決定機という意味ではマドリーの方がかなり多かった。

 前半のスタッツはインテルが支配率56.4%を記録し、シュート13本を放っている。しかし、マドリーのシュート数も7本と決して少なくない。これだけでも、マドリーがいかに効率よく攻めていたかがわかるだろう。

1 2 3

新着記事

↑top