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オランダの「ガラスの天才」5人。栄光と苦悩…世界最高級の才能も怪我に泣いた男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

オランダが誇るスピードスター

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【写真:Getty Images】



FW:アリエン・ロッベン
生年月日:1984年1月23日
オランダ代表:96試合37得点34アシスト

 圧倒的なスプリント力を武器に多くのゴールに関与してきたアリエン・ロッベンだが、その爆発的なスピードは諸刃の剣で、常に怪我と隣合わせのキャリアを送った。その証拠としてリーグ戦で30試合以上に出場したのはPSV所属時の2002/03シーズンのみだ。

 フローニンゲンでプロデビューを飾ったロッベンは、04年夏にチェルシーに加入。度々怪我を負いながらも主力選手としてプレミアリーグ2連覇に貢献した。07年夏に移籍したレアル・マドリードでも怪我に悩まされ、在籍2年間で10度の離脱が余儀なくされている。

 09年夏にクリスティアーノ・ロナウドがレアル・マドリードに移籍したことに伴い、ロッベンは放出候補となりバイエルンへと移籍。10年間在籍したバイエルンでは、オランダ人選手としてはブンデスリーガ史上最多となる99ゴールを記録し、8度のブンデスリーガ優勝や2012/13シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝など数々のタイトル獲得に貢献した。長きに渡って絶対的な右WGとしてクラブの躍進を支えたが、『Transfer Markt』によるとバイエルンでは細かい怪我を含めると50回の離脱をしているそうだ。

 バイエルン最終年となった2018/19シーズン限りで現役引退を発表したが、20年6月にプロデビューを飾ったフローニンゲンで現役復帰。しかし、ふくらはぎの怪我でシーズンの大半を欠場することとなり、1年後の21年夏に2度目の現役引退を発表した。

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