日本代表
【写真:JFA】



 日本サッカー協会(JFA)は7日、今月21日に予定されていたキリンチャレンジカップ2022のウズベキスタン代表戦を中止すると発表した。

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 数週間にわたって粘り強く交渉を続けてきたが、ウズベキスタン代表の入国が政府に認められなかった。一方、同月27日と2月1日に組まれているカタールワールドカップ・アジア最終予選の中国代表戦とサウジアラビア代表戦は予定通り開催される。

 しかし、ワールドカップ予選の開催も「より厳格な防疫措置」を講じることが条件だ。その中には「日本在住者に関しては、活動後14日間もバブルの中で隔離する」という項目も含まれている。

 つまり日本に住んでいる森保一監督をはじめとしたスタッフや、Jリーグ組の選手たちがワールドカップ予選の2試合に帯同した場合、2月2日から15日まで隔離されることに。もちろん選手が各所属クラブに戻ることはできない。

 7日にオンラインで取材に応じたJFAの須原清貴専務理事は、活動後の国内組の選手たちの扱いに関して「14日間はクラブに戻れず、代表チームのグループでバブルを作って、そのバブルの中でトレーニングをしていく」と説明した。

 仮に川崎フロンターレと浦和レッズに所属する選手たちがワールドカップ最終予選を戦う日本代表に選ばれてチームに帯同した場合、2月12日に開催されるFUJIFILM SUPER CUP 2022には出場できないことになる。

 また、国内組の日本代表選手たちはプレシーズン後半の活動にほとんど参加できず、2月18日のJリーグの新シーズン開幕を迎えることになってしまう。各クラブの組織づくりに与える影響は甚大だ。

 ワールドカップ最終予選はアジア地区のみに設定されたインターナショナルマッチデー期間内に行われるため、選手の優先拘束権はクラブではなく代表チームにある。だが、シーズン開幕に向けた影響の大きさを考えれば、Jリーグの各クラブが所属選手の代表招集に難色を示すことは避けられないだろう。

 須原専務理事は「今回に限定せず、国内外のクラブと密に連絡を取り合いながら(代表招集に関して)個別の相談をしながらやってきている。今回も等しく同じで、反町康治技術委員長を中心に各クラブと丁寧なコミュニケーションを始めている」と述べ、国内組の選手招集実現に向けて動いていることを明かした。

 現在の日本代表は欧州組が中心になっているが、FC東京のDF長友佑都や浦和レッズのDF酒井宏樹、ヴィッセル神戸のFW大迫勇也など国内組にも森保一監督から重用されてきた選手が多くいる。

 日本代表にとっても所属クラブにとっても難しい状況になったが、選手の招集可否はワールドカップ出場権獲得にも影響を及ぼしかねない。JFAとJリーグクラブの両者がどのような解決策を見出すかに注目だ。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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