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史上最高額の日本人は誰だ? サッカー選手歴代市場価値ランキング41~45位。高卒で欧州へと渡ったスピードスターに日本人史上最高額のGKとは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で、最も高い市場価値を記録した日本人は誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した最高市場価値ランキングを紹介する。※市場価値は1月4日時点における最高額。所属クラブは当時、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠


45位:高卒で欧州へと渡ったスピードスター

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【写真:Getty Images】

FW:宮市亮(アーセナル)
最高市場価値:300万ユーロ(約3.6億円)
更新日:2012年6月24日(当時19歳)


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 100m10秒台の快足が武器の宮市亮は、中京大学附属中京高校の選手として全国高等学校サッカー選手権大会で活躍。同時期からは年代別の日本代表にも選出されており、将来有望の若手選手として注目を集めた。そうした中、宮市は高校在学中に欧州へと渡り、ケルンやアーセナル、アヤックスの練習に参加。アーセナルの当時の監督であるアーセン・ヴェンゲルが高く評価し、名門と5年契約を締結した。

 しかし、労働許可証の関係上、アーセナルでは選手登録ができず、11年冬からはオランダ の強豪フェイエノールトへとローン移籍している。当時の欧州主要リーグの日本人最年少得点記録を更新し、リーグ戦12試合で3ゴール7アシストを記録した。

 オランダで結果を残したことから2011/12シーズンより正式にアーセナルのトップチームに昇格した。11年9月に行われたリーグカップでアーセナルデビューを飾ったが、シーズン前半戦終了時点で公式戦2試合の出場に留まり、後半戦は同じプレミアリーグを戦うボルトンへとローン移籍。公式戦14試合で1ゴール2アシストを記録し、当時19歳ながら市場価値はシーズン終了後に300万ユーロ(約3.6億円)まで上昇した。しかし、その後は度重なる怪我に苦しみ、以後自己最高額を更新することができていない。

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