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トラブルメーカー? オランダの問題児5人。自宅へ強制送還されたストライカー、2度も逮捕されたFWとは?

シリーズ:問題児5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ナイジェル・デ・ヨング

0222-ナイジェルデヨング
【写真:Getty Images】


生年月日:1984年11月30日
主な在籍クラブ:アヤックス、ハンブルガーSV、マンチェスター・シティ、ACミラン、ガラタサライ
代表歴:81試合1得点0アシスト

 オランダ屈指の潰し屋、ナイジェル・デ・ヨングは激しいタックルで中盤を制圧した。選手としての能力は本物だったが、度が過ぎるラフプレーは問題視されていた。2010年には、同選手のプレーが「オランダ代表のイメージを悪化させる」として、ベルト・ファン・マルワイク監督に代表メンバーから外されている。

 多々あるラフプレーの中で最も有名なのは、南アフリカワールドカップ決勝戦のものだろう。優勝をかけたスペイン代表とのこの一戦で、ナイジェル・デ・ヨングはシャビ・アロンソの胸に飛び蹴りを食らわせた。審判が見ていなかったためイエローカードとなったが、見られていれば退場は確実。相手選手のキャリアを壊しかねない危険なタックルに、見ていた人は衝撃を受けただろう。

 だが、こうした危険な行いはこれだけに留まらない。マンチェスター・シティ在籍時には、ハテム・ベン・アルファに激しいタックルを行い、受けた選手は左脛骨と腓骨の二重骨折を負った。さらに、アメリカ代表との親善試合ではスチュアート・ホールデンの足に遅れてタックル。ホールデンはこの危険なタックルで右脛骨を骨折し、全治6週間の離脱を余儀なくされた。「潰し屋」という呼び名を体現していたが、そのプレーはどれも度が過ぎてしまっていた。

【了】

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