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バルセロナが強すぎる! ナポリの「癖」を突いたシャビ監督の効果的な2つのプランとは?【EL分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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UEFAヨーロッパリーグ(EL)・決勝トーナメントプレーオフの2ndレグ、ナポリ対バルセロナが現地時間24日に行われ、2-4でアウェイチームが勝利した。1stレグは1-1だったが、この日のバルセロナは前半だけで3点を奪うなど、早々に勝負を決めていた。なぜ、これほどナポリを圧倒できたのか。(文:小澤祐作)


とにかく強かったバルセロナ

バルセロナ
【写真:Getty Images】

 ナポリとバルセロナ。この両クラブでプレーしてきたレジェンド、ディエゴ・マラドーナ氏の名前が入ったスタジアムは、長い時間静寂に包まれていた。シャビ・エルナンデス監督率いるチームが、そうさせたのである。

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 バルセロナはとにかく強かった。8分という早い時間に完璧なカウンターからジョルディ・アルバが先制を奪うと、そのわずか5分後にフレンキー・デ・ヨングが追加点をあげ、あっという間にナポリを突き放してしまった。

 23分にPKで1点を返され、スタジアムにも再び熱が戻ったが、バルセロナはその空気に飲み込まれず。前半アディショナルタイムにジェラール・ピケが左足でゴールネットを揺らし、ホームサポーターをまたも黙らせた。

 2点リードのまま迎えた後半は焦ることなく確実にボールを回し、うまく時間を進めていた。すると、59分に今冬新加入のピエール=エメリク・オーバメヤンが華麗にゴール。スコアを4-1とし、早々に勝負を決めてしまった。

 バルセロナは終盤、ニコ・ゴンサレスのミスからマッテオ・ポリターノに1点を返されてしまったものの、4-2で勝利しベスト16へと駒を進めている。90分間で放ったシュート数は16本、被シュート数7本、支配率56%と、内容的にも文句の付け所はあまりなかった。

 では、なぜバルセロナは力のあるナポリに対し、それもアウェイでこれほど差をつけることができたのか。

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