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サッカー日本代表、酒井宏樹の代役は？

　今月末にカタールワールドカップアジア最終予選を控えるサッカー日本代表に激震が走った。日本サッカー協会は19日、大迫勇也と酒井宏樹が怪我のため代表活動を辞退することを発表。林大地と中谷進之介が追加招集されることとなった。

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　今回のメンバーの中で、右サイドバックを本職とする選手は山根視来のみ。長年に渡って日本代表の右サイドバックを担ってきた酒井の抜けた穴は大きいが、山根はそれを埋められるだけの実力を備えている。

　代表活動前最後の試合となる、19日のサンフレッチェ広島戦でも圧巻のプレーを見せた。1点リードで迎えた88分、中央でボールを持った山根は右サイドに走る遠野大弥に預ける。遠野、大島僚太とつながり、ゴール前に走り込んだ山根にパスが渡る。山根はダイレクトで右に流すと、知念慶が右足で直接狙う。GK林卓人が弾いたボールに詰めたのは山根だった。

　粘り強い対人守備や90分間落ちない運動量は決して酒井にも劣らないものがあるが、アタッキングサードでの貢献度は酒井を上回る。昨季は川崎フロンターレで2得点12アシストというDF離れした活躍を見せており、2年連続でJリーグベストイレブンに輝いている。日本代表でもデビュー戦となった昨年3月の韓国代表戦でいきなりゴールを決めた。

　勝てばワールドカップ出場が決まる大一番で、日本代表は冨安健洋、酒井、大迫といった主力を欠くこととなった。しかし、直近2試合では冨安と吉田の代役を務めた谷口彰悟と板倉滉が素晴らしい活躍を見せて日本代表の連勝に貢献した。果たして、3月の大一番で山根はどのようなプレーを見せるだろうか。