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大岩剛監督、サッカーU-21日本代表を率いて初陣へ「責任や誇りが身に沁みる重みのある試合」。23日にU-23クロアチア代表戦

text by 編集部 photo by Zoom

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大岩剛
【写真:Zoom会見のスクリーンショット】



U-21日本代表、23日にドバイカップU-23初戦

 サッカーU-21日本代表は現地23日にドバイカップU-23の初戦でU-23クロアチア代表と対戦する。



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 パリ五輪世代の代表チームにとって初陣となる国際舞台。U-21日本代表を率いる大岩剛監督は「日本代表として戦うわけですから、これが実際に他の国の代表と戦う初戦で、その責任や誇りを彼らは身に沁みながら戦うことができ、非常に重みのある試合だと思う」と語った。

 選手全員が揃ったのは22日。なかなかまとまったチーム練習ができない中で初戦を迎えることになるが、「過酷な中でもしっかり自分たちの力を発揮しなければならない状況で、彼らにとっては非常に有意義」と大岩監督は言う。そして「この3試合で選手たちがしっかりと(実力を)ピッチで表現できるようにしてあげたい」とも述べた。

 気になるのは対戦相手だ。クロアチアはU-21代表が同時期にU-21欧州選手権予選を戦うため、「U-23クロアチア代表」とは言いつつも、同国サッカー連盟は「U-20代表」としてメンバーを発表した。

 実際はU-20世代の中心選手たちはU-21代表に引き上げられており、21歳や22歳の選手も含めた構成でドバイカップに乗り込んでくる。

 大岩監督も「ここ直近の試合を見ても、(その試合に出場していながらドバイに)来ていない選手もいて、システムなど分析がままならない状況」だと語る。しかし「当然それは想定内」だ。

 そのうえで「ピッチの中でゲームが始まった瞬間に分析をして、選手にしっかりと認識させて、自分たちがどういう風に攻撃や守備をするべきかというのをしっかり提示していきたい」と、試合中での即興性も重視している。

 一方、日本側も選手起用で難しい選択を迫られそうだ。直前合流の選手がいるだけでなく、2戦目を終えた段階で途中離脱する選手も多い。コンディションにばらつきもある中で、条件付きで参戦している選手たちに出番を与えることも考えなければならない。

 大岩監督は「過密日程の中でプレーしてもらうことは選手にも伝えていますので、そのための準備をしっかりとしてもらうこと。あとは選手交代も含めて、どのタイミングで、どういう状況で、誰を(使う)というところは、しっかりコーチングスタッフとも準備する」と語った。

 23日のクロアチア戦では、どのような組み合わせで選手が起用されるかにも注目したい。「代表に招集されても過密日程だろうが、長距離の移動があろうが、その時にしっかりと(自分を)表現ができる、パフォーマンスが出せる、(日本代表は)そういう選手の集団だと思っています」という大岩監督の信頼に応えて日本を勝利に導く選手は誰になるだろうか。

【了】

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