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アーセナル21世紀ワーストイレブン。パク・チュヨン、アルシャヴィン…期待に応えられなかった11人

シリーズ:ワーストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

DF紹介

アーセナルDF
【写真:Getty Images】


RSB:マテュー・ドゥビュシー(元フランス代表)
生年月日:1985年7月28日
在籍期間:14年7月~16年2月、16年6月~18年1月
移籍金:1500万ユーロ(約18億円)
クラブ通算成績:30試合2得点1アシスト

 マテュー・ドゥビュシーはプロデビューしたリールで、10/11シーズンにエデン・アザールらと共に47年ぶりのリーグ制覇を達成。その後ニューカッスルを経て2014年に1500万ユーロ(約18億円)でアーセナルへやってきた。しかし、ここでは苦しい日々が待っていた。シーズン開幕前には、マンチェスター・シティとのコミュニケーシールドを制覇。リーグ戦でも開幕戦から4試合連続でスタメン出場するなど、加入からすぐに周囲の期待に応える活躍を見せていたのだが、シーズン中に2度の手術を受けることになり、1年目のリーグ戦出場は10試合に留まった。

 翌シーズンの開幕戦にはスタメン出場。復活するかに思われたが、第2節以降はエクトル・ベジェリンに定位置を奪われ、同シーズン途中にボルドーへレンタル移籍に出されてしまった。2016年にはアーセナルへ復帰。16/17シーズンの第13節で16分間プレーしたが、レンタル移籍から復帰後にプレーしたのはこの16分のみ。度重なる負傷に苦しめられたドゥビュシーはほとんど何もできぬまま、2018年1月にフリーでサンテティエンヌに移籍した。

CB:セバスティアン・スキラッチ(元フランス代表)
生年月日:1980年8月11日
在籍期間:10年8月~13年7月
移籍金:650万ユーロ(約7.8億円)
クラブ通算成績:39試合2得点0アシスト

 モナコやリヨン、セビージャでタイトル獲得に貢献したセバスティアン・スキラッチは、2010年夏に650万ユーロ(約7.8億円)でアーセナルへ加入。3年契約を結び、イングランドにやってきた。加入1年目の10/11シーズンは負傷したトーマス・フェルマーレンに代わり、リーグ戦22試合に出場。ローラン・コシェルニーと並びチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献した。しかし、活躍できたのはこの1年のみ。その後は何もすることができなかった。

 翌年にペア・メルテザッカーが加入すると、定位置を奪われ、ベンチにも入れない日々が続く。11/12シーズンのFAカップ5回戦、サンダーランド戦ではスタメンに抜擢されたが、前半にオウンゴールをしてしまうと、後半に負傷交代。散々なプレーで敗戦の要因となった同選手は、12/13シーズンのリーグ戦に1試合も出ることなく、シーズン終了後に契約満了となった。

CB:イゴール・ステパノフ(元ラトビア代表)
生年月日:1976年1月21日
在籍期間:00年7月~03年7月
移籍金:150万ユーロ(約1.8億円)
クラブ通算成績:31試合1得点0アシスト

 母国クラブでキャリアをスタートしたイゴール・ステパノフは、わずか16歳でトップチームデビュー。7度のリーグ優勝と5度の国内カップ優勝に貢献し、2000年夏に150万ユーロ(約1.8億円)でアーセナルの一員となった。大きなステップアップを果たしたが、ステパノフスにとってこの移籍は失敗だったと言えるだろう。

 トニー・アダムスとマーティン・キーオンを擁したアーセナルでは、ベンチにも入れない日々が続いた。01/02シーズンにアーセナルはプレミアリーグ優勝を果たしたが、同シーズンにステパノフスがリーグ戦で出場したのは6試合のみ。10試合以上出場することができず、同選手はメダルを受け取ることができなかった。3年間で出場した公式戦は31試合。2003年夏にはベルギーのベフェレンにレンタル移籍に出されると、2004年にスイスのグラスホッパーへ移籍した。

LSB:アンドレ・サントス(元ブラジル代表)
生年月日:1983年3月8日
在籍期間:11年8月~13年2月
移籍金:700万ユーロ(約8.4億円)
クラブ通算成績:33試合3得点0アシスト

 コリンチャンスで頭角を現したアンドレ・サントスは、2009年6月にブラジル代表に初招集。同月に行われたコンフェデレーションズカップ2009では4試合に出場し、ブラジルの優勝に貢献した。その活躍が評価され、同大会後にフェネルバフチェに移籍。1年目から定位置を確保すると、2年目の10/11シーズンにはリーグ制覇に大きく貢献した。

 目覚ましい成長を続けたアンドレ・サントスは、リーグ優勝を置き土産に2011年夏に700万ユーロ(約8.4億円)でアーセナルへ加入。イングランドの名門の一員となった。11/12シーズン序盤はスタメン出場を続けていたが、第15節以降は足首の手術により約3ヵ月の戦線離脱。復帰後はパフォーマンスがなかなか戻らず、スタメンに定着することができなかった。翌シーズンは出場機会が増えつつあったが、その矢先に肉離れにより戦線離脱。期待に応えることができなかった同選手は、12/13シーズン途中にグレミオへレンタル移籍に出された。復帰後の2013年7月にはフラメンゴに移籍。ブラジルへ帰ることになってしまった。

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