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世界最高のセンターバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング6~10位。フィジカルで最高値を叩き出した怪物とは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:マタイス・デ・リフト(オランダ代表/ユベントス)

デリフト
【写真:Getty Images】


生年月日:1999年8月12日
市場価格:7000万ユーロ(約84億円)
20/21リーグ戦成績:27試合1得点1アシスト

 アヤックスの下部組織出身のマタイス・デ・リフトは、17歳で迎えた2016/17シーズンにトップチームデビューを飾った。2018/19シーズンには靱帯断裂の長期離脱を負ったジョエル・フェルトマンの代わりにクラブ史上最年少の若さで主将に就任すると、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)においてベスト4進出に大きく貢献。シーズン終了後には7500万ユーロ(約90億円)の移籍金でユベントスへと完全移籍を果たしている。

 若くして世界屈指のCBと評価されたデ・リフトの能力値で最高値となる93を叩き出しているのが「フィジカル」だ。189cm、89kgと誰が見ても巨漢とわかる体格の持ち主で、「空中戦」も2番目に高い85という数値を残している。

 また、こうした高い「フィジカル」能力がありながらも、パスサッカーを主体とするアヤックス出身ということもあり、ビルドアップ能力や足下の技術にも定評がある。「スピード」もCBの中では高い75という数値を記録しており、攻守において完成度の高いCBと言えるだろう。

 これまでユベントスは長年にわたってジョルジョ・キエッリーニとレオナルド・ボヌッチの2人がCBコンビを組んできたが、前者は37歳、後者は34歳とベテランとなっており、まさに今季世代交代が進められている。その中でデ・リフトはチームに所属するCBで最も多い出場機会を得ており、今後はこのオランダ人がビアンコ・ネリ(ユベントスの愛称)の最終ラインを支えることになるだろう。

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