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リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
【写真:Getty Images】
10位:ステファン・デ・フライ(オランダ代表/インテル)
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生年月日:1992年2月5日
市場価格:3500万ユーロ(約42億円)
20/21リーグ戦成績:32試合1得点0アシスト
フェイエノールトの下部組織出身のステファン・デ・フライは20歳の若さで主将に就任し、同時期にオランダ代表デビューを飾っている。14年夏に移籍したラツィオでは、17年にスーペルコッパ・イタリアーナで優勝に貢献した。しかし、契約延長交渉がまとまらず、18年夏にインテルへと移籍。2020/21シーズンにはアントニオ・コンテ監督の下でインテルの11年ぶりとなるスクデット獲得に大きく貢献している。
インテルでデ・フライは高い戦術理解力が求められる3バックのセンターのポジションを任されており、守備時はラインコントロール、攻撃時は効果的なドリブルでの持ち運びや高精度の縦パスを前線の選手に当てるなど、状況に応じて最適なプレーを選択することができる選手だ。「IQ」が彼の能力値で最も高い89となっているのも納得できるだろう。
また188cm、78kgという体格からも明らかな通り、「空中戦」にも自信を持っている。ラツィオ時代には1シーズンで6ゴールを記録したことがあるなど、セットプレーでも相手の脅威になることができる。
足元の技術も高く、攻撃面でもチームに貢献できるなどCBとして完成されている選手だ。総合的な能力値が高く、これといったウィークポイントはないのだが、唯一懸念される点が負傷の多さだ。フェイエノールト時代から負傷が多く、2021/22シーズンは2度にわたって筋肉系の負傷で戦列を離れている。年齢も30歳を超えており、これからはより怪我に注意をしてプレーする必要があるだろう。