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カタールW杯、登録選手数を23人→26人に拡大か。FIFA主催の監督会議で賛成に「ほとんどの国が手を挙げた」

text by 編集部 photo by Getty Images

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森保一
【写真:Getty Images】



カタールW杯で選手登録数が26人に拡大へ

 カタールワールドカップ本大会の開幕まで約半年。しかし、世界中でいまだ新型コロナウイルスが猛威を振るっている。



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 その影響もあって、現在議論されているのはワールドカップの選手登録数拡大だ。これまでの大会では各チーム23人までしか大会に出場登録することができなかったが、カタール大会では26人まで拡大される可能性が出てきている。

 昨年開催されたEURO2020(欧州選手権)では選手登録数が26人、試合のメンバー入りは23人というルールが採用された。また、コパ・アメリカ(南米選手権)でも28人までの選手登録が認められるなど、各大陸選手権ではすでに登録人数の拡大が実行に移されている。

 11日に視察先の欧州からオンラインで取材に応じたサッカー日本代表の森保監督によれば、今月1日に行われたカタールワールドカップの組み合わせ抽選会に合わせて実施された監督会議の中でも「選手登録数拡大」が議題に挙がったという。

 FIFA(国際サッカー連盟)から「次のカタールワールドカップ登録メンバーをどうするか。26人がいい国は挙手で答えてほしい」と呼びかけがあり、森保監督によれば「ほとんどの国が(賛成に)手を挙げていた」とのこと。

 また、「26人を登録して、全員ベンチに入れたいという意向の話は監督の立場から、ほぼ全員一致で話はしました」とも森保監督は明かす。EUROのように26人を大会に登録し、そこから試合ごとに23人のメンバーを選ぶのではなく、全員をベンチ入り可能にする案も検討されているようだ。

 交代枠の数に関しても従来の「3人」ではなく、コロナ禍の影響で一般的となった「5人」がカタールワールドカップでも採用されることになるかもしれない。選手登録数と交代枠の数の2点について、FIFAが「監督の意向を聞いてくれた」、そして「交代枠5人にも、みんなが賛成」と森保監督は認識している。

 こうした大きなレギュレーション変更は、今後の日本代表における競争にも大きな影響をおよぼしそうだ。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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