16位：ダビデ・カラブリア（イタリア代表／ミラン）
【写真：Getty Images】
生年月日：1996年12月6日
市場価格：2500万ユーロ（約30億円）
20/21リーグ戦成績：32試合2得点2アシスト
ミランの下部組織出身で、17歳の時にトップチームデビュー。2017/18シーズンに、右サイドバックのレギュラーに定着した。しかし、当初はパフォーマンスレベルが低く、一時はベンチに降格。放出候補にもあげられるようになった。それでも、ステファノ・ピオーリ監督が就任すると、まるで別人かのように成長。今やスクデット奪還を目指すチームにおいて、不可欠な存在となっている。
イタリア代表でのプレー経験も持つダビデ・カラブリアは豊富な運動量の持ち主で、積極的な姿勢を自慢とする選手だ。チームが攻撃に転じれば果敢に前へと飛び出していき、精度こそあまり高くないものの、チャンスがあればミドルシュートもバンバン放っていく。これを90分間高い強度で行えることが、ストロングポイントと言えるだろう。
攻撃時にはオーバーラップだけでなく、インナーラップも巧みに駆使しているなど、かなり柔軟にプレーできる。このあたりは「IQ」の高さゆえだろうか。またアレッシオ・ロマニョーリ不在時にはゲームキャプテンを務めているなど、「メンタル」の強さも評価できるポイントにあげられるだろう。
以前までは「守備力」に難ありとされていたカラブリアだが、ここ最近はポジショニングや1対1の対応などが向上。もちろん「フィジカル」能力など含めまだまだ満足できるレベルにはないが、現在25歳ということを考えても、今後伸びていくだろう。
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