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21/22シーズン最悪…失敗補強は? 欧州ガッカリ移籍5人。異国の地で苦戦する世界最高の男、怪我に悩まされるスペインの名手も

シリーズ:がっかり補強5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:サウール・ニゲス(スペイン代表/チェルシー)

04121サウール
【写真:Getty Images】


生年月日:1994年11月21日
移籍金:ローン移籍
21/22リーグ戦成績:8試合0得点0アシスト

 アトレティコ・マドリードの下部組織出身のサウール・ニゲスは、わずか17歳でトップチームデビュー。14/15シーズンからスタメンに定着すると、ディエゴ・シメオネ政権下のチームに欠かせない存在となった。

 コケらと共に黄金期を築いたサウールは、約7年に渡り不動の存在として活躍。中盤のあらゆるポジションをこなし、華麗なテクニックとパススキルで攻撃のタクトを振るった同選手は、17/18シーズンにヨーロッパリーグ(EL)優勝、昨季は7季ぶりのラ・リーガ制覇に大きく貢献した。今季もアトレティコに残留し、2連覇を目指すチームを牽引すると思われたが、移籍市場終了直前の8月31日にチェルシーへのレンタル移籍が決定。スペインの名手がロンドンへやってきた。

 誰もがサウールの活躍を期待したが、デビュー戦となったリーグ戦第4節のアストン・ビラ戦でミスを連発。低調なパフォーマンスは目に余り、前半のみで途中交代させられた。以降もプレミアリーグへの適応に苦しみ、ここまでリーグ戦に出場したのは8試合のみ。その内フル出場したのは2試合に留まっている。直近の試合ではパフォーマンスが上がってきているようだが、ここまで全く何も出来なかった同選手は、誰が見ても失敗の補強と言えるだろう。

【了】

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