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21/22シーズン最悪…失敗補強は? 欧州ガッカリ移籍5人。異国の地で苦戦する世界最高の男、怪我に悩まされるスペインの名手も

シリーズ:がっかり補強5人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:セルヒオ・ラモス(スペイン代表/パリ・サンジェルマン)

0412ラモス
【写真:Getty Images】


生年月日:1986年3月30日
移籍金:フリー
21/22リーグ戦成績:6試合1得点0アシスト

 セビージャのカンテラ(下部組織)出身のセルヒオ・ラモスは、03/04シーズン終盤にトップチームデビュー。翌年スタメンの座を勝ち取ると、2005年夏に当時のスペインの10代選手では最高額となる2700万ユーロ(約32.4億円)でレアル・マドリードの一員となった。

 その後の活躍は言うまでもないだろう。フェルナンド・イエロの背番号4を受け継いだセルヒオ・ラモスは、世界各国のスター選手が在籍するレアルで、加入初年度からスタメンの座を確保した。そこから約16年に渡りエル・ブランコを支えた同選手は、22個ものタイトル獲得に貢献。レアルの象徴と言われる程の活躍を見せていた。しかし、2021年に加入したパリ・サンジェルマン(PSG)では、スペイン時代同様の活躍が見せられていない。

 新天地での活躍が期待される中、シーズン開幕前に負傷。この怪我がなかなか完治せず、結局デビューを飾ったのは、開幕から3ヵ月が過ぎた11月だった。その後、再び負傷離脱。12月に復帰を果たすも、2月に入ると3度目の負傷離脱を強いられているなど、レアル時代の強靭な印象とは一変、コンディションは全く回復せず、今季の公式戦出場は7試合に留まっている。まともにプレーすら出来ていなこの男は、紛れもなく今季最悪の補強の1人と言えるだろう。

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