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21/22シーズン最悪…失敗補強は? 欧州ガッカリ移籍5人。異国の地で苦戦する世界最高の男、怪我に悩まされるスペインの名手も

シリーズ:がっかり補強5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アントニー・マルシャル(フランス代表/セビージャ)

0412マルシャル
【写真:Getty Images】


生年月日:1995年12月5日
移籍金:ローン移籍
21/22リーグ戦成績:7試合0得点1アシスト

 ASモナコに在籍していたアントニー・マルシャルは、フランスのレジェンド、ティエリ・アンリを彷彿とさせるプレーでその名を世界に轟かせた。その活躍が認められ、2015年夏に6000万ユーロ(約72億円)でマンチェスター・ユナイテッドに加入。巨額の移籍金でビッグクラブへの移籍を果たした。

 デビュー戦となった15/16シーズン第5節、リバプール戦でいきなりゴールを決めたマルシャルは、調子に波がありながらもこれまで公式戦269試合79得点50アシストを記録。19/20シーズンには、リーグ戦32試合17得点7アシストの活躍で、マンUを2季ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に導く活躍を見せた。しかし、2021年3月に負傷離脱して以降は、出場機会が激減。ラルフ・ラングニック監督が就任以降はリーグ戦1試合の出場に留まり、2022年1月にセビージャへレンタル移籍することとなった。

 セビージャはラ・リーガ制覇のため、マルシャルに即戦力となる活躍を期待していたはずだ。しかし、加入後すぐにスタメンに抜擢されるも、ここまでリーグ戦7試合無得点。結果を出せず、チームは3位に順位を落としてしまっている。第31節を終えた時点で、首位レアル・マドリードとの勝ち点差は「12」と、逆転でのリーグ優勝もほぼ不可能。仮にチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃すことになれば、批判の的となるのはこの男だろう。

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