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ポステコグルー監督の采配はすべて裏目。セルティック敗退に感じるいくつもの”たられば”【分析コラム】

text by 舩木渉 photo by Getty Images

セルティック(古橋亨梧・旗手怜央・前田大然・井手口陽介)最新ニュース

 現地17日にスコティッシュ・カップ準決勝が行われ、レンジャーズと対戦したセルティックは延長戦の末1-2で敗れた。MF旗手怜央、FW前田大然、FW古橋亨梧と3人の日本人選手がピッチに立ったセルティックだが、奮闘及ばずにタイトル争いから脱落することに。ライバル対決の勝敗を分けたのは、両者の選手交代だった。(文:舩木渉)



セルティック、国内カップ戦準決勝敗退

ファシオン・サカラ
【写真:Getty Images】

 今季のセルティックが勝ち取れるタイトルは、残り1つとなってしまった。

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 現地17日にスコティッシュ・カップ準決勝が行われ、レンジャーズと対戦したセルティックは延長戦の末1-2で敗れた。

 すでにプレミアスポーツ・カップ(リーグカップ)を制しているものの、UEFAヨーロッパリーグ(EL)やUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)は敗退済み。よって今季のセルティックに残されたタイトルは国内リーグのみとなった。

 日程面の優位性はセルティックにあった。レンジャーズは14日にEL準々決勝の2ndレグでスポルティング・ブラガと対戦し、120分間の激闘を制したばかり。そこから中2日でのセルティック戦で、中7日の相手よりもはるかに厳しい条件が揃っていた。

 しかし、勝ったのはレンジャーズだった。両者の今季の対戦成績は2勝2敗に。スコットランド最大のライバル対決にふさわしい激闘だった。

 前半は0-0で折り返すと、64分に相手を欺くトリックフリーキックの流れからDFグレッグ・テイラーがゴールネットを揺らし、セルティックが先制に成功する。抗うレンジャーズは78分にMFスコット・アーフィールドのゴールで追いつき、試合はそのまま延長戦に突入した。

 決勝点が生まれたのは延長後半の114分だった。

 味方からの縦パスを受けたレンジャーズのMFライアン・ケントが左サイドをドリブルで持ち上がると、ギリギリまでディフェンスを引きつけて、後ろから追い越してきたDFカルヴィン・バシーにボールを渡す。そして、バシーの折り返しに途中出場のFWファシオン・サカラが滑り込んだ。

 公式記録ではセルティックのDFカール・スターフェルトによるオウンゴールとなっているが、レンジャーズが崩し切って奪ったゴールに違いはない。これが勝負を決する1点となり、レンジャーズがハーツの待つ決勝戦へと駒を進めた。

 中2日で臨んだレンジャーズの選手たちは、最後まで尽きない運動量で走り続けた。チーム全体として組織が破綻する瞬間はほとんどなく、辛抱強くチャンスを待ち続けて最後にひと刺し。勝利への貪欲さが勝敗を分けた。

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