3位:アンヘル・ディ・マリア(アルゼンチン代表/パリ・サンジェルマン)
【写真:Getty Images】
生年月日:1988年2月14日
市場価格:1500万ユーロ(約18億円)
20/21リーグ戦成績:27試合5得点11アシスト
ロサリオ・セントラルでプロデビューしたアンヘル・ディ・マリアは、2007年にベンフィカに移籍し欧州初上陸。その後レアル・マドリード、そしてマンチェスター・ユナイテッドという世界を代表するクラブでのプレーを経験した。2015年からはフランスの絶対王者パリ・サンジェルマン(PSG)で活躍。ここまで公式戦292試合で91得点117アシストを記録している。
「魔術師」とも称されるディ・マリアの大きな武器は「テクニック」と「ドリブル」だ。左右両足をうまく使ったボールコントロール力は素晴らしく、狭いエリアでのプレーを強いられたとしても涼しい顔で切り抜けていくことができる。また、南米出身の選手らしくトリッキーな技を披露することも多く、過去に何度もスタジアムを沸かせてきた。
ミドルシュートに定評があるなど自ら主役になることも可能だが、卓越した「ドリブル」で相手を引き付けてからアイデア溢れる「パス」でゴールをお膳立てするなど、“脇役”としての仕事ぶりも超一流。キリアン・エムバペにネイマール、リオネル・メッシらを揃えるPSGでは、とくにそうした面での活躍が目立っている。テクニカルだが、独善的でないのは大きな魅力と言えるだろう。
また、ディ・マリアが評価される理由は、アタッカーとしては優れた「守備力」を持っていること。「フィジカル」などはあまり強くないが、意識が高くサボることはほとんどないと言っていいだろう。そうした部分も、若手選手にとっては素晴らしいお手本になるはずだ。