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日本代表 2年前

サッカー日本代表、背番号10の系譜。過去最大の失望…。何もできなかった”最強エース”

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ドイツW杯

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オーストラリア戦の先発メンバー



背番号10:中村俊輔(セルティック)
生年月日:1978年6月24日(27歳)
個人成績:3試合出場/1得点0アシスト
戦績:グループステージ敗退

 桐光学園から横浜マリノス(現F・マリノス)に加入し、1999年にJリーグベストイレブン、翌年には年間MVPを最年少で獲得した中村俊輔。フランスワールドカップで背番号10を背負った名波浩に代わって日本代表でも10番を背負ったが、日韓ワールドカップの本大会メンバーからは落選した。

 失意の落選の後、俊輔はイタリアに渡った。ジーコが監督に就任した日本代表では03年のFIFAコンフェデレーションズカップで3得点、04年のアジアカップではMVPに輝いてチームを優勝に導くなど、中心選手として活躍。05年にはスコットランドの強豪セルティックに移籍して国内2冠に貢献し、翌年のドイツワールドカップに選出された。

 初戦のオーストラリア戦で俊輔は3-4-1-2のトップ下で先発している。26分、右サイドに流れた俊輔はゴール前にクロスを上げると、ボールはターゲットの高原直泰と柳沢敦、相手GKとDFが誰も触れられずにゴールへと吸い込まれた。

 ラッキーな形から先制に成功した日本代表は勝利まであと一歩のところまでつけたが、終盤の3失点で逆転負けを喫した。続くクロアチア戦は得点を奪えずに引き分け。玉田圭司のゴールで先制したブラジル戦は4失点と力の差を見せつけられ、日本代表はグループステージで姿を消すこととなった。

 俊輔は3試合すべてにフル出場。2戦目以降は右サイドハーフでプレーしたが、ゴールに絡んだのはオーストラリア戦のゴールのみ。4年越しの大舞台で爪痕を残すことはできなかった。

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