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(左から)ヴォーン、ケイリソン、カスタイニョス【写真:Getty Images】



ルク・カスタイニョス
生年月日:1992年9月27日
現所属クラブ:OFIクレタ(ギリシャ1部)

2010/11シーズンに宮市亮とともにプレーし、オランダの強豪フェイエノールトでリーグ戦15得点と台頭し、イタリアの名門インテルに引き抜かれる。これが転落の始まりだった。ほとんど出場機会を得られなかったカスタイニョスは、1年で母国のトゥエンテに売り払われる。

期待を背負って帰国したはいいものの、技術レベルの低さが露呈し、低調なパフォーマンスも相まって批判の的になってしまう。一応、在籍3シーズン連続でリーグ戦二桁得点を記録してはいるが、フェイエノールト時代のような輝きは失われていた。

2015/16シーズンには自身初のブンデスリーガに挑戦するも、なかなかチャンスを生かしきれずに1年のみでポルトガル1部のスポルティングCPへ移籍することになる。ただ、そこでも結果を出せずに2年目のシーズンはオランダのフィテッセへ貸し出され、スポルティングCPに復帰した2018/19シーズンも不発。ついに欧州での居場所がなくなった。

カスタイニョスは2019年2月、当時韓国Kリーグ1(1部)所属だった慶南FCと契約。アジアに進出する。ところが大型補強と期待されたほどの活躍を見せることはできず、負傷なども影響してリーグ戦は19試合出場で3得点にとどまり、チームも2部降格の憂き目に遭ってしまった。2021年1月からはギリシャのOFIクレタに所属している。

ジェームズ・ヴォーン(イングランド)
生年月日:1988年7月14日(31歳)
現所属クラブ:なし(2021年7月現役引退)

2005年4月10日、エバートンの一員として決めたクリスタル・パレス戦のゴールは16歳270日でのもの。これは当時プレミアリーグの史上最年少得点記録であり、今も破られていない。ただ、同じくエバートンの下部組織で育ったウェイン・ルーニー以上とも評されたストライカーのピークはこの一瞬だった。

その後はトップチームでの出番の確保に苦しむようになり、何度かレンタルを挟みつつも退団する2011年夏までの7シーズンで出場したエバートンでのリーグ戦は47試合のみ。移籍先のノリッジでも芽が出ずに放出され、ハダースフィールドに加入する。

新天地ではイングランド2部で2年連続二桁得点なども記録するが、徐々に出番が減っていって2016/17シーズンに同国3部のベリーへ。そこでリーグ戦年間24得点を奪う活躍を披露してサンダーランドへ個人昇格を果たすも、なかなかゴールが増えずにウィガン、ポーツマス、ブラッドフォードを転々とし、3部のトランメア・ローヴァーズへ。プレミア最年少得点記録保持者は才能を開花させることなく下部リーグで流浪のキャリアを送り、2021年7月に現役を引退した。

ケイリソン(ブラジル)
生年月日:1988年12月3日
現所属クラブ:パルムビーチ(米国アマ)

2008年、ケイリソンはブラジル全国選手権1部で21得点を荒稼ぎして母国のコリチバで国内随一のストライカーという評価を確立する。そして2009年のパルメイラス移籍後もハイペースでゴールを量産し、同年夏にバルセロナへ移籍金1500万ユーロ(約18億円)で引き抜かれた。

とはいえ群雄割拠のトップチームに居場所はなく、即座にベンフィカへと貸し出されることに。ただ、期限付き移籍先のポルトガルでも同様に居場所がなかった。欧州で初めてのリーグ戦は半年間でわずかに5試合、184分間のみの出場となった。

ベンフィカから戻ったケイリソンは、2010年1月から買い取りオプション付きの期限付き移籍でイタリア1部のフィオレンティーナへ赴く。ところが再び半年で返却されてしまい、同年7月からはブラジルの名門サントスへ期限付き移籍することになった。

結局、母国でもブレイクした当時の輝きを取り戻せず、クルゼイロ、古巣コリチバとレンタルを繰り返して2014年夏にバルセロナを去ることになる。ついにスペインでは1試合も公式戦出場どころかプレシーズンマッチへの出場すらないまま、コリチバへ完全移籍となった。

その後のキャリアも悲惨なものだ。2015年末にコリチバを給与未払いで訴えて退団し、ブラジル2部のロンドリーナへ移籍する。2017年1月には当時ポルトガル1部のアロウカと契約して欧州再挑戦を試みるも大失敗に終わり、同年夏にコリチバと再契約を交わした。そして2018年はロンドリーナへ期限付き移籍するも結果を出せず、2019年1月からは無所属状態に。しかし、2020年10月からは米国のパルムビーチに加入。アマチュアリーグながら再びプレーする場を得ることとなった。

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