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逆に大波乱!? ジャイキリ起こらずJ1・J2格上が“全チーム突破”【天皇杯2回戦】

text by 編集部 photo by Getty Images

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山崎亮吾
【写真:Getty Images】



天皇杯名物のジャイキリは皆無

 天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会2回戦の試合が1日に各地で開催された。ここまで試合を行ったJ1チームが全て勝ち進むなど、ある意味では“逆に”予想外の展開となっている。



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 天皇杯はこの2回戦からJ1とJ2の全チームが登場。J2勢同士は直接対決もあるが、J1勢は各都道府県代表として出場するJ3チームやJFLチーム、地域リーグ勢、大学勢などとそれぞれ対戦する。

 先発メンバーを大幅に入れ替えるチームも多いことや、モチベーションの違いなど理由は様々なものが考えられるが、例年であればこのラウンドでいくつかの“ジャイアントキリング”が発生することが多い。だが今年は様子が異なっている。

 J1勢18チームのうち北海道コンサドーレ札幌とFC東京は来週試合を行うが、1日に試合を行った16チームは全てが勝利。J2勢も、直接対決で敗退したチームを除けば、格下カテゴリーの相手に敗れたチームはひとつもなかった。

 J1勢ではガンバ大阪がJ3のFC岐阜と2-2で延長へ、京都サンガF.C.もJFLの高知ユナイテッドSCと1-1で延長へ突入する苦戦を強いられたが、どちらも延長戦でゴールを奪って勝利。J3のカターレ富山に2点を先行される展開となったヴィッセル神戸も、大迫勇也の2ゴールなどで劇的逆転勝利を飾った。

 8日に残された3試合では札幌が桐蔭横浜大学と、FC東京が富士大学と、J2の横浜FCがJFLのソニー仙台FCと対戦する。数少ない波乱が起きるのか、あるいは全てが順当な結果に終わるのだろうか。

▽天皇杯2回戦
川崎F 5-0 札幌大
湘南 3-0 矢板
甲府 5-1 環太平洋大
神戸 3-2 富山
広島 2-0 ホンダロック
仙台 2-1 Honda
山形 1-3 群馬
鹿島 2-1 新潟医療福祉大
水戸 1-2 山口(延長)
浦和 1-0 福島
千葉 1-2 金沢
柏 1-0 筑波大
東京V 2-1 秋田
町田 1-3 岩手
横浜FM 3-0 鈴鹿
新潟 1-4 熊本
清水 8-0 周南公立大
磐田 5-2 松本
名古屋 2-0 同志社大
京都 3-1 高知(延長)
G大阪 4-2 岐阜(延長)
C大阪 3-1 関西大
岡山 0-1 栃木
徳島 2-1 福山シティ
福岡 3-0 沖縄SV
鳥栖 1-0 V大分
長崎 1-0 鹿児島
大分 3-0 しまね
琉球 1-4 大宮
札幌vs桐蔭横浜大(8日)
FC東京vs富士大(8日)
横浜FCvsソニー仙台(8日)

【了】

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