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ブラジル代表監督は何者? サッカー日本代表と対戦、世界一に導いた手腕の持ち主【キリンチャレンジカップ2022】

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



ブラジル代表の監督とは?

サッカー日本代表は6日、キリンチャレンジカップ2022でブラジル代表と対戦する。



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 チッチの愛称を持つ、アデノール・レオナルド・バッチは2016年6月にブラジル代表の監督に就任した。ブラジルやUAE(アラブ首長国連邦)で様々なチームを率いた経験を持ち、その中で数多くのタイトルをチームにもたらした。

 選手としてブラジル国内の複数のチームでプレーするも、度重なる膝の負傷から27歳の若さで現役を退くことを決意。現役引退から2年後、指導者としてのキャリアが始まる。1990年から1999年までの10シーズンで5チームを指揮すると、2001年1月にブラジルの名門グレミオの監督に就任する。就任1年目、コパ・ド・ブラジル(国内カップ戦)決勝でコリンチャンスを破り、グレミオを優勝に導いた。

 グレミオを離れた後は、アトレチコ・ミネイロやパルメイラスなどのチームを指揮するも、タイトルに恵まれなかった。2007年12月にはUAEプロリーグに所属するアル・アインFCの監督に就任。しかし、わずか5ヶ月で退任することとなり、再びブラジルの地へと戻った。

 母国に帰還したチッチは、その後手腕を存分に発揮した。2010年に就任したコリンチャンスでは、タイトルを総ナメにした。11/12コパ・リベルタドーレスで初優勝を果たすと、翌年のFIFAクラブワールドカップに出場。決勝でチェルシー相手に1-0で勝利を収め、見事世界一のクラブに輝いた。

 そして、2016年。2018年FIFAロシアワールドカップ・南米予選で成績が振るわなかったドゥンガ監督が解任され、後任をチッチが務めることになった。2018年FIFAロシアワールドカップではベスト8で敗退するも、2019年には自国開催のコパ・アメリカで4大会ぶりとなる優勝を果たすことが出来た。

 チッチ就任後のブラジル代表の成績は72試合54勝13分5敗で75%という驚異的な勝率を誇る。今年の11月に開催されるFIFAカタールワールドカップ後にブラジル代表監督を退任することを予定している。

【了】

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