GK

【写真：Getty Images】

エミリアーノ・マルティネス（アストン・ヴィラ/イングランド）
生年月日：1992年9月2日
アルゼンチン代表成績：17試合5失点

フアン・ムッソ（アタランタ/イタリア）
生年月日：1994年5月6日
アルゼンチン代表成績：2試合0失点

ヘロニモ・ルジ（ビジャレアル/スペイン）
生年月日：1992年5月30日
アルゼンチン代表成績：3試合1失点

フランコ・アルマーニ（リーベル・プレート）
生年月日：1986年10月16日
アルゼンチン代表成績：18試合18失点

　アルゼンチン代表の守護神を務めるのはエミリアーノ・マルティネスだ。コパ・アメリカ2021では6試合でわずか1失点に抑え、準決勝のコロンビア代表戦ではPK戦にもつれ込んだ後、3本ものPKをストップし、決勝進出の立役者となった。同大会後はFIFAカタールワールドカップ・南米予選でも第1GKに定着し、南米予選10試合で7度のクリーンシートを記録した。カタールワールドカップで強豪と戦い抜く上では、このマルティネスはチームに必要不可欠となるだろう。

　そして、バックアップには第2GKのフランコ・アルマーニが控えている。今年36歳を迎えるアルマーニは2018年FIFAロシアワールドカップに出場経験を持つベテランGKだ。その他にも出場試合数の少ないフアン・ムッソやヘロニモ・ルジが控えにいるが、マルティネスからポジションを奪うことは非常に難しいだろう。

監督

【写真：Getty Images】

リオネル・スカローニ
生年月日：1978年5月16日
アルゼンチン代表成績：47試合31勝12分4敗

　37歳で現役を退いたリオネル・スカローニは、2018年にホルヘ・サンパオリの後任としてアルゼンチン代表へとやってきた。アルゼンチン代表のアシスタント・コーチやU-20アルゼンチン代表監督を務めた経歴も持つ。2019年に開催されたコパ・アメリカでは優勝候補として期待されるも、準決勝でブラジル相手に敗れ3位に終わった。その2年後のコパ・アメリカ2021では決勝で因縁のライバル、ブラジル代表を1－0で破り、アルゼンチン代表就任後初のタイトルを獲得した。

　FIFAカタールワールドカップ・南米予選では、延期となったブラジル代表戦を除いた17試合で11勝6分と無敗で2位通過。アルゼンチン代表を見事13大会連続18回目のワールドカップ出場に導いた。2022年6月に開催されたフィナリッシマ2022では、イタリア代表と対決。スカローニ率いるアルゼンチン代表はイタリア代表を3－0で破り、見事フィナリッシマ初代王者に輝いた。

　スカローニは44歳と指揮官としてはまだ若いにも関わらず、既にアルゼンチン代表に2つのタイトルをもたらしている。今年11月から始まるFIFAワールドカップカタールでは非常に期待したい。

【了】