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日本代表 2年前

【サッカー日本代表スタメン案】南野拓実にCFでのアピールチャンスを! チュニジア戦の先発イレブンを厳選

text by 編集部 photo by JFA

南野拓実はサイドではなく…



 遠藤航はベンチに置きたい。疲労を考慮してという理由もあるが、やはり同選手不在時のオプションを長い時間試しておくべきだ。今後、同選手が常にベストな状態を保てる保証はどこにもない。

 そこでアンカーに推すのは田中碧だ。同選手のストロングポイントが最大限引き出されるポジションとは言い難いが、ガーナ代表戦では短い時間ではあったものの無難にこなしていた。ここで長い時間試す意味は、決して小さくないのではないだろうか。

 インサイドハーフは原口元気と鎌田大地。この2人はパラグアイ代表戦で良い関係性を築き、森保ジャパンに新たな可能性を芽吹かせていた。

 とくに期待したいのは鎌田だ。同選手の攻撃センスが相手DFの壁を破る上で貴重な武器となることは、パラグアイ代表戦ですでに証明されている。カタールW杯・アフリカ2次予選と最終予選の計8試合をわずか2失点で乗り切り、先日のチリ代表戦も無失点で終えるなど守備が自慢のチュニジア代表に勝つために、やはり鎌田は必要となってくるはずだ。

 右ウィングは伊東純也だ。ブラジル代表戦では力の差を見せつけられたが、先日のガーナ代表戦では途中出場ながら1アシストを記録。やはり一瞬の爆発的スピードは相手にとって大きな脅威となる。チュニジア代表戦でも結果を残してほしいところだ。

 左ウィングは三笘薫。今や日本代表にとっての崩しの核であることは言うまでもなく、スタメンに推さない理由は見当たらない。キレ味最高のドリブル、そして精度の高いキックを武器に、再び森保ジャパンに歓喜をもたらすことを期待したい。

 そして中央には南野拓実だ。森保ジャパンではここまで左ウィングが主戦場となっているが、同選手の良さが生きるポジションとは言い難く、なかなか結果を残せていない。ブラジル代表戦でもかなりの苦労を強いられた。

 やはり南野の非凡なゴールへの嗅覚や動き出しを生かすならば、よりゴールに近い中央で使うべきだ。チュニジア代表戦は欧州組にとってカタールW杯メンバー入りに向けた最後のアピールの場。森保監督には、ここで一つ変化を加え、南野の良さをより引き出すことを期待したい。

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