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世界最悪の暴落は? 21/22シーズン、サッカー選手市場価値ダウン額ランキング1〜5位。チェルシーで期待外れの大物FW、スランプ続くマンUの10番も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

1位:ロメル・ルカク(チェルシー→インテル/ベルギー代表)

ロメル・ルカク
【写真:Getty Images】


生年月日:1993年5月13日(29歳)
市場価値の減少額:3000万ユーロ(約42億円/30%DOWN)
市場価値の変動:1億ユーロ(約142億円)→7000万ユーロ(約100億円)
2021/22リーグ戦成績:25試合8得点1アシスト

 ロメル・ルカクは、2020/21シーズンの衝撃が大きかっただけに、チェルシーで過ごしたこの一年で大きく評価を下げた。

 ルカクは2020/21シーズンにインテルで大暴れ。リーグ戦36試合に出て24ゴール10アシストの活躍を見せた。ゴールに直結する数字だけでなく、攻撃の起点になるポストプレーなども冴え渡り、セリエA優勝を果たしたチームの大黒柱に。その活躍が古巣チェルシーの目に留まり、1億1300万ユーロ(約160億円)の大型移籍がまとまっている。

 だが、チェルシーに復帰したルカクはインテル時代のような輝きを見せられなかった。カップ戦含めて15ゴールはこのシーズンのチェルシーのトップスコアラーだが、金額に見合う働きは見せられずに終わっている。

 チェルシーは大金を投じて獲得したルカクに1年で見切りをつけ、今夏のインテル復帰が決定。早期に諦めたのはこの段階でできる最良の選択と言えるかもしれないが、1億1300万ユーロの選手をレンタル料800万ユーロ(約11億円)で送り返すのは、1年前の投資が失敗だったと言うしかない。

 ルカクはインテルで上げてチェルシーで下げた価値を、再びインテルで引き上げられるだろうか。

【了】

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