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日本代表 2年前

カタールW杯の切り札!? サッカー日本代表の秘密兵器候補5人。欧州に羽ばたいたドリブラー、世界的名手からFKを決めたレフティーとは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:天野純(蔚山現代FC/韓国)


【写真:Getty Images】


生年月日:1991年7月19日
日本代表通算成績:1試合0得点
2022リーグ戦成績:19試合6得点1アシスト

 蔚山現代FCで活躍する天野純もカタールW杯で秘密兵器となり得る存在だ。大学卒業後に加入した横浜F・マリノスでプロデビューすると、2019年7月にベルギーのKSCロケレンへ移籍を果たした。主力として活躍していたが、新型コロナウイルスの影響により、同クラブは2020年に破産。これにより天野はマリノスに復帰したが、2022年1月にレンタルで蔚山現代FCへ加入した。

 天野の武器と言えば、高精度のFKだ。左足から繰り出されるキックは絶品。美しい弧を描くボールや鋭く落ちるボールなど、様々な球種を操る。7月13日に行われたCoupang Playシリーズ第1戦にKリーグ選抜として出場した際には、トッテナムの名手ウーゴ・ロリスから見事なFK弾をマーク。フランスの名手は天野のFKに触ることが出来なかった。

 これまで日本代表には、名波浩や中村俊輔、本田圭佑などの名キッカーがいた。しかし、現日本代表には、頼れるキッカーが不在。吉田麻也など空中戦に強い選手はいるが、セットプレーでなかなか点が取れていない。だが、天野が加わることでセットプレーは日本の武器となり得る。森保ジャパンで出場したのは、2018年9月に行われたコスタリカ代表戦のみのため、サプライズ選出されれば、本大会では文字通り秘密兵器となるだろう。

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