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シュート21本も無得点。サッカー日本代表は中国代表の堅守崩せず、攻撃の改善策はなかったのか【E-1サッカー選手権2022】

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



日本代表の攻撃に改善策はあったのか

 サッカー日本代表は24日、 EAFF E-1サッカー選手権・第2節で中国代表と対戦した。大勝した初戦の香港代表戦に続き、大量得点が期待されたが、まさかの無得点。21本ものシュートを放つも決定機を決めることが出来ず、0-0に引き分けに終わってしまった。



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 日本代表との対戦に際し、中国代表は5-4-1で対応。守備時には全員が自陣に戻り、ペナルティーエリア内に常に6人以上が入る守備を行っていた。

 中央を固めた中国の守備に対し、日本はサイド攻撃を展開。右サイドハーフで先発出場した宮市亮を起点に、再三チャンスを作っていた。しかし、同じことの繰り返しに中国は徐々に対応。試合終盤には相馬勇紀らを投入するも、攻撃するサイドが右から左に変わっただけ。単調な攻撃を繰り返した日本は得点を奪うことが出来なかった。

 ゴール前を固めた中国代表の守備は確かに堅かったが、日本代表はサイド攻撃以外に選択肢が無かったのか。

 確かにサイド攻撃から何度もチャンスは作っていたが、ゴールに迫ったのはこの攻撃だけではない。バイタルエリアでボールを受けた脇坂泰斗の突破や細谷真大のポストプレーなど、中央からの攻撃でもチャンスは作れていた。53分には、ペナルティーエリア手前でボールを受けた脇坂からゴール前の細谷へパスを通し、この試合最大の決定機を迎えていた。

 同じ攻撃を繰り返したのは森保一監督の指示か、それとも選手たちの判断によるものかはわからないが、上記したようにサイド攻撃以外にも突破口はあった。

 サッカーは点を取らないと勝てない。状況に応じて臨機応変に対処せず、チャンスを作れているからと同じ攻撃を繰り返すだけでは、27日の韓国代表戦も厳しい戦いとなるだろう。

【了】

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