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Jリーグ、夏の戦力アップ度ランキング【北海道コンサドーレ札幌】未知数? 即戦力? ラストスパートに追い風あり!

シリーズ:Jリーグ補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

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 2022シーズンの第2登録期間は8月12日をもって終了し(J1リーグは9月2日まで追加登録できる)、ラストスパートを図るための戦力を揃えた。上田綺世や小川諒也が海外に活躍の場を求めた一方で、鈴木武蔵や松原后はJリーグに復帰するなど、多くの選手が活躍の場を移している。今回は、J1リーグ各クラブの補強状況を精査し、戦力アップ度をランキング化した。※情報は8月14日時点。補強ポイントと新加入・退団選手を加味してランキング化。新加入選手がいないチーム、監督・スタッフ等の人事は対象外とする。

【写真:Getty Images】



14位:北海道コンサドーレ札幌

順位:11位
戦力アップ度:E
主な新加入選手:キム・ゴンヒ、スパチョーク



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 開幕6戦連続ドローで始まった今季は、下位が定位置となってしまった。3試合で15失点と守備が崩壊した時期もあり、40失点はリーグワースト。8月7日の湘南ベルマーレ戦では今季最多の5得点を挙げて6試合ぶりの勝利を収めたが、順調に勝ち点を重ねることはできていない。

 38歳となった菅野孝憲や田中駿汰らの奮闘が目立つDFラインとは対照的に、前線は駒不足の印象をぬぐえない。シャドーを務めることが多い青木亮太が4得点を挙げているものの、興梠慎三は不振が続き、小柏剛は怪我からようやく復帰できたところ。未だノーゴールのガブリエル・シャビエルや1ゴールの金子拓郎も負傷離脱中で、台所事情は苦しい。

 ブリーラム・ユナイテッドから期限付き移籍で加わったスパチョークはタイの至宝とも称される若きタレントで、デビュー戦となった湘南戦でアシストをマークした。水原三星から加入したキム・ゴンヒは韓国代表経験のある長身ストライカーで、やりくりに悩まされていた最前線に入ることになりそうだ。

 手薄だったポジションに新戦力を加えたが、彼らが活躍できるかどうかは未知数。とはいえ、小柏の復帰による戦力アップも見込めるため、補強だけに頼るわけでもないのもまた事実である。

【了】

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