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Jリーグ、夏の戦力アップ度ランキング【京都サンガ】狙いは? 助っ人2人獲得も未知数

シリーズ:Jリーグ補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

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 2022シーズンの第2登録期間は8月12日をもって終了し(J1リーグは9月2日まで追加登録できる)、ラストスパートを図るための戦力を揃えた。上田綺世や小川諒也が海外に活躍の場を求めた一方で、鈴木武蔵や松原后はJリーグに復帰するなど、多くの選手が活躍の場を移している。今回は、J1リーグ各クラブの補強状況を精査し、戦力アップ度をランキング化した。※情報は8月14日時点。補強ポイントと新加入・退団選手を加味してランキング化。新加入選手がいないチーム、監督・スタッフ等の人事は対象外とする。


【写真:Getty Images】


8位:京都サンガ

リーグ戦順位:14位
戦力アップ度:C
主な新加入選手:パウリーニョ・ボイア、アラン・カリウス



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 昇格1年目ながら、結果、内容ともに健闘している。J1初挑戦の麻田将吾、福岡慎平、川崎颯太らも堂々たるプレーぶりでチームに活力を与えている。山田楓喜の台頭など明るい材料も多い。

 とはいえ、大混戦の残留争いに巻き込まれており、夏の補強は必須だった。7月下旬にはブラジル人MFのアラン・カリウスの獲得を発表。さらに今月10日にはパウリーニョ・ボイアの加入が決まっている。

 カリウスは25歳ながら、オーストリアやトルコ、サウジアラビアなど異国でのプレー経験が豊富だ。まだ公式戦デビューはしていないが、シャドーの一角での起用が予想される。10日に加入が発表されたパウリーニョ・ボイアも前線を主戦場とするブラジル人で、テクニックやスピードに優れたプレーヤーだ。

 両選手を獲得した狙いは明確。前半戦はピーター・ウタカがゴールを量産していたが、5月7日以降はわずか1得点に留まる。イスマイラとマルティノスもともにリーグ戦無得点と期待に応えられていないのも痛い。将来性ある2人の新加入選手への期待は高まるが、実績的には未知数の部分も大きい。

【了】

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