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喜田拓也「この結果の責任は自分にある」。横浜F・マリノスのACL16強敗退に落胆隠さず「チームを救える男になりたい」【ACL】

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



横浜F・マリノス、失意のACLベスト16敗退

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のノックアウトステージ1回戦が18日に行われ、ヴィッセル神戸に2-3で敗れた横浜F・マリノスはベスト16敗退となった。


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 序盤にミスから失点したマリノスは、直後にFW西村拓真のゴールで同点に追いついた。しかし、試合を通して好調時のような躍動感を見せられず3失点。終盤に1点差まで迫ったが、神戸の気迫あふれるパフォーマンスの前に屈した。

 前回ACLに出場した2020年と同じベスト16での敗退となり、又してもクラブ史上初のベスト8進出はならず。マリノスの主将・喜田拓也は「自分にもっとチームを導く力があれば結果は変わったと思うし、この結果になった責任は自分にあると思っている」と険しい表情で語った。

 クラブ創設30周年のシーズンに新たな歴史を作る。その意気込みは強かった。だが、あと一歩及ばず。J1首位のマリノスと同16位の神戸が対戦するということで、試合前からマリノス優勢かと思われていた中での敗退となった。

「(結果から)逃げたくないし、チームの仲間を思っているからこそ、もっと自分が力をつけなければいけない。それが自分が果たすべき責任だと思うので、どれだけ時間がかかっても、チームを救える男になりたいです」

 今季は天皇杯でもYBCルヴァンカップでも敗退が決まっているため、マリノスのすべてのカップ戦が終了した。あとは首位に立つJ1で3年ぶりのリーグ優勝に向けて全てを注ぐのみ。「チームメイトやチームスタッフ、ファン・サポーターに、もうこんな思いはさせたくない」と言葉に力を込めた喜田は「ここから何をできるのかは自分たちの姿勢しだいだと思うし、ただの負けにするつもりはない」と、改めてタイトル獲得とさらなる成長への強い決意を口にした。

「もちろん苦しいし、悔しいし、それは間違いないですけど、どんな結果であれ逃げないで、マリノスだからできること、マリノスにしかできないことをやっていきたいという思いがある。ここから立ち上がることも、その1つ。もちろんサッカーの中身も、ここから学んで、次の勝負につなげていくところは絶対に外せない。

この悔しさをどういう形で次につなげていくのかは、自分たちにかかっている。そこも含めて、自分がちゃんとチームや仲間を救える男にならないといけない。そこがまだまだ足りないんだぞというところは、自分の肝に銘じて、責任をしっかり果たさなければいけないと思います」

(取材・文:舩木渉)

【了】

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