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古橋亨梧、旗手怜央らの前に立ちはだかった最強の壁。セルティックとレアル・マドリードの埋めがたい差とは?【欧州CL分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 舩木渉 photo by Getty Images

セルティック(古橋亨梧・旗手怜央・前田大然・井手口陽介)最新ニュース

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージが現地6日に開幕し、セルティックはホームでレアル・マドリードに0-3の完敗を喫した。この試合では古橋亨梧、旗手怜央、前田大然、そしてアンジェ・ポステコグルー監督がCLデビューを果たした。しかし、彼らは前回大会王者に圧倒的な違いを見せつけられることになった。(文:舩木渉)



古橋亨梧ら3人の日本人がCLデビュー


【写真:Getty Images】

 夢見てきた舞台に、大きな一歩を踏み出した。

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 古橋亨梧、旗手怜央、前田大然、そしてアンジェ・ポステコグルー監督がセルティックの一員として初めてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)本戦に挑んだ。本拠地セルティック・パークで迎えるグループステージ初戦の相手は、前回王者レアル・マドリード。これ以上ない、最高のデビュー戦だ。

 どんな展開になるのか、ある程度は予想がついた。オーストラリア人監督として史上初めてCL本戦出場チームを率いる指揮官が、マドリーを相手にしようと一歩も引くつもりがないのは火を見るよりも明らかだったから。

 前日記者会見でも、最序盤に顔色ひとつ変えず「興奮している」と述べた。YouTubeでその様子を見ていて、あまりに普段通りすぎて、何ら面白い場面ではないのにこちらが思わず笑ってしまう。でも、ポステコグルー監督だからブレないし、面白い。

 彼はこう続けた。

「ここが我々の望む場所であり、戦いたい場所。誰もが目指す場所でもある。あらゆるサッカー選手、アスリート、そしてあなたもできる限り高いレベルで自分を試したいと思うだろう。そして、フットボールに関して言えば、ここが考えられる限り最高の場所だ。

選手たちは楽しみにしているし、記憶に残る経験になると確信している。だが、経験するだけでなく競い合わなければならない。この試合(マドリー戦)をよりよい思い出にするために、コンペティティブでなければならないという事実を無視してはダメだ」

 ここまでで「ボスはマドリーと真っ向勝負する気満々だな…」と感じるのには十分だった。自らがキャリアを通して築き上げてきたアタッキング・フットボールの哲学と実践を、王者相手に真正面からぶつけるつもりなんだと。

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