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偉大な親父を超えられる? 才能を秘めた2世タレント5人。フランス最強DFの次男に元祖スピードスターの息子もすごい!?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

フィリップ・スタンコビッチ(FCフォレンダム)


【写真:Getty Images】


生年月日:2002年2月25日
父:デヤン・スタンコビッチ(元セルビア代表)

 21世紀におけるインテルの輝かしい記録と言えば、2009/10シーズンだろう。ジョゼ・モウリーニョ監督の下でイタリア史上初となる主要タイトル3冠を達成するなど、世界にその強さをこれでもかと証明していた。そんな同チームを中盤で支えたレジェンドの1人がデヤン・スタンコビッチ。絶対的なスターというわけではなかったが、とにかく天才的なセンスを持った名手だった。

 そんな偉大な男を父に持つのがフィリップ・スタンコビッチである。GKを務める20歳の同選手はインテルの下部組織出身で、昨年よりオランダのFCフォレンダムにレンタルしている。同クラブでは加入後すぐに正守護神となり、昨季はチームを見事1部昇格に導いた。今季もレギュラーの座は変わっておらず、そもそも被シュート数が多いという事実こそあるが、ここまでリーグ戦では最多のセーブ数を記録するなど奮闘中。将来的にインテルで守護神の座を担うべく、着実に成長している。

 フィリップは父デヤンがチャンピオンズリーグ(CL)優勝を飾った際、ビッグイヤーにキスをさせてもらった経験があるそうだ。今度は自らがインテルの主力選手としてタイトルを勝ち取り、父にトロフィーを届ける番。もちろん道のりは長く、かなり険しいものとなるが、それが達成できた時はこれ以上ないほどの親孝行となるだろう。

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