久保建英は全て素晴らしかったわけではない
先日のアトレティコ・マドリード戦でベンチスタートだった背番号14は、ユナイテッド戦で先発に復帰。ポジションは2トップの一角だった。
先ほど「勝利の立役者」と評した久保だが、アンデル・バレネチェアと交代するまでの78分間、全てが素晴らしかったわけではない。とくに前半は、チームがボールこそ保持できるものの、なかなか前にパスを差し込めなかったこともあり、前線で存在感を発揮できていなかった。
久保は試合開始2分、味方のサポートがない中ドリブルで左サイドを上がり、敵陣深くまで侵入した。これが、同選手の前半における最大のハイライトだったと言っていい。データサイト『Who Scored』によると、久保の前半のタッチ数は17回でチームワースト3位。当然シュートは0本で、パスも8本に留まっている。これだけでも、いかに前半の久保が苦労していたかわかるはずだ。
しかし、後半はそのパフォーマンスが一変。きっかけはアルグアシル監督による修正だった。