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日本代表 2年前

サッカー日本代表、4番手から狙うカタールワールドカップ。21歳が目指す理想像と手応え【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

「そういった判断の質を上げていければいい」



「(ディフェンスラインの背後のカバーリングは)今シーズン通じて意識してやっている部分なので。今日の試合もそうですし、これまでの試合もそうですし、これからの試合もそうです。そういった姿勢を見せていければいいですし、そういった判断の質を上げていければいいなと思います」

 さらにこの試合では攻撃の起点となるプレーも冴えていた。谷から中盤の3人、もしくは両ウイングバックへ中距離パスが通り、素早く敵陣に攻め入るシーンが試合を通じて何度もあった。谷自身も「今日に関してはそこの成功率は高かったのかなと思います」と手応えを感じている。

「この前できていなかったのに今日できるっていうのはない。相手のフォーメーションもそうですし、今日の浦和に関してはそこが空いていたので自分がつけただけです。前から来るチームだったら1個飛ばしたところだったり、奥が空いてくるかもしれないですし、出てこなかったら前が空いてきます。ゲームを通して状況を読みながら、そういったところをしっかりプレーしていけたらなと思います」

 セービング、ハイボール処理、配球(ディストリビューション)、カバーリングなど、谷は様々な側面で成長を遂げている。そんな谷には目指すGK像があるという。

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