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日本代表 2年前

サッカー日本代表、4番手から狙うカタールワールドカップ。21歳が目指す理想像と手応え【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

谷晃生が考える究極のGK像


【写真:Getty Images】



「チームによっても求められることってある(変わる)じゃないですか。背後のカバーしてほしいとか、高いポジション取ってやってほしいとか。究極、僕はどれだけ足下(の技術)がなくても、どれだけキックが下手でも、シュートを全部止めてくれるGKが一番いいGKだと思う」

 スポーツブランド「プーマ(PUMA)」が公開している動画内で、谷は日本代表のチームメイトでもある川島永嗣と対談している。その中で、理想のGKについて言及している。

 無失点に抑えるためにはシュートを全部止められればいい。ただ、現実的には背後のスペースをカバーしたり、守る時間帯を減らすためにもボールを繋ぐ方が合理的だ。そういったチームの戦い方に対応できるように、GKは様々な能力を身に着けなければいけない。

 様々な特徴を持ったGKがいるが、谷の特徴はこれというのが言葉で表しづらい。それほど総合力が高く、レーダーチャートに表そうとすれば正多角形に近い形になるはずだ。

 ただ、日本代表では、権田修一、シュミット・ダニエル、川島永嗣に次ぐ4番手と見られる。谷は代表活動に向けて「メンバーに選ばれるためにしっかりアピールしなければいけない」と気を引き締める。「練習の中でやれることは限られていますし、その中でしっかり自分できる最大限を出せたら」と意気込んだ。

 谷がワールドカップメンバーに入るとなると、フランスワールドカップの楢崎正剛を抜いて日本代表史上最年少GKとなる。果たしてメンバー入りをかけたサバイバルを勝ち抜くことはできるのだろうか。

(取材・文:加藤健一)

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