フットボールチャンネル

エクアドル代表、10番を背負う選手は? 兄はブラジルW杯に出場、今夜サッカー日本代表と対戦

text by 編集部 photo by Getty Images

サッカー日本代表 最新ニュース


【写真:Getty Images】



エクアドル代表、10番を背負う選手は?

 サッカー日本代表は27日、キリンチャレンジカップ2022でエクアドル代表と対戦する。



【今シーズンのJリーグは「DAZN for docomo」で!
いつでもどこでも簡単視聴】


 カタールワールドカップにも出場するエクアドル代表の「10番」を背負うのは、FWロマーリオ・イバーラだ。メキシコのパチューカでプレーする左ウィンガーは、今年3月に約1年半ぶりの代表復帰を果たしてから10番を着けてプレーするようになった。

 エクアドル代表の「10番」は流動的で、今回の9月シリーズの招集メンバーの中にも複数の経験者がいる。例えばFWゴンサロ・プラタやMFカルロス・グルエソ、MFアンヘル・メナといった選手たちは過去に背番号10のユニフォームをまとって代表戦に出場した。

 近年で最も長く10番を着用したのは、2014年のブラジルワールドカップにも出場したMFワルテル・アジョビだろう。エクアドル代表史上2番目に多い通算122試合に出場し、メキシコのモンテレイでも長く活躍した左サイドの職人は2010年から2017年の最後の代表戦まで10番キャプテンという重責を担った。

 新たな10番となったイバーラは、2020年11月から今年2月までエクアドル代表から遠ざかっていた。負傷離脱した期間以外はクラブでも出場機会を継続的に得ていながら、アルファロ監督の選考から漏れ続け、カタールワールドカップ南米予選も最序盤と最終盤以外のほとんどを欠場。2021年のコパ・アメリカにも出場していない。

 だが、2月のペルー代表戦で左ウィングの主戦だったFWアイルトン・プレシアードが腓骨骨折の重傷を負い、ワールドカップ出場に黄色信号が灯ったことでイバーラが呼び戻された。

 身長176cmとそれほど大柄ではないが、体重77kgというガッチリ体型で、相手に当たられても簡単には倒れない。左サイドから力強くカットインして、丸太のような脚からパワフルなミドルシュートを放つ。エクアドル代表の崩しのキーマンの1人として、カタールワールドカップでも注目したいタレントの1人だ。

 ちなみに3歳上の兄レナト・イバーラは、5番を背負って2014年のブラジルワールドカップに出場していた。エクアドル代表で9試合、兄弟揃ってピッチに立った経験もある。兄レナトの代表招集は2020年11月が最後だが、弟ロマーリオと同じメキシコで活躍している。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top