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クビ寸前!? ヨーロッパ、解任危機の監督5人。日本代表選手所属クラブの指揮官も危ない?

text by 編集部 photo by Getty Images

ラルフ・ハーゼンヒュットル(サウサンプトン)


【写真:Getty Images】


生年月日:1967年8月9日
今季リーグ戦成績:10試合2勝2分6敗(18位)

 昨季からラルフ・ハーゼンヒュットル政権のマンネリ化が見え始めていたサウサンプトンだが、いよいよ現政権の終焉を迎えそうな予感が漂っている。

 監督交代に踏み切りそうな要因の一つは、当然ながら現在の成績である。10試合を終えた時点で、2勝2分6敗で降格圏の18位に沈んでおり、8月30日に行われたチェルシー戦以降は1分4敗とかなり苦しい成績に終始している。

 チェルシー戦とそれ以降での違いは中盤にロメオ・ラヴィアが”いるか”、”いないか”で、彼がハムストリングの負傷で戦列を離れてからチームは全く勝てなくなった。昨季までは同ポジションにオリオウ・ロメウがいたが、同選手は今夏にジローナへと去っており、昨夏加入のイブラヒマ・ディアロや今夏加入のエインズリー・メイトランド=ナイルズではその穴を埋め切れていない。

 もう一つ解任の要因があるとすれば、今年の1月にオーナー陣が交代したことだろう。過去にブレントフォードで手腕を発揮したラスムス・アンカーセン氏が共同経営者の一人に入っており、今夏にはマンチェスター・シティで若手リクルート担当していたジョー・シールズ氏を引き抜いた。同氏のコネクションを活かすなどしてラヴィアやギャビン・バズヌ、アルメル・ベラ=コチャプら若手選手を積極補強する方針へと転換している。フロントはタイミングが合えば現場の変革も進めたいところであり、算段が付けば解任される可能性もあるだろう。

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