フットボールチャンネル

クビ寸前!? ヨーロッパ、解任危機の監督5人。日本代表選手所属クラブの指揮官も危ない?

text by 編集部 photo by Getty Images

ブレンダン・ロジャーズ(レスター)


【写真:Getty Images】


生年月日:1973年1月26日
今季リーグ戦成績:10試合1勝2分7敗(19位)

 フルシーズンを最初に指揮した2019/20シーズンはプレミアリーグ5位、2年目の2020/21シーズンはプレミアリーグ5位とクラブ史上初のFAカップのタイトルと、ブレンダン・ロジャーズはレスターで成功を収めた。

 しかし、昨季からマンネリ化の雰囲気が漂っており、何とか8位でフィニッシュも守備陣の崩壊もあって不完全燃焼のシーズンに終わった。ロジャーズ監督としては、昨季終了時点で現在のチームに限界を感じており、スカッドの新陳代謝を図るべくオフには今季に向けて補強の準備を着々と行っていたそうだ。

 だが、蓋を開けてみるとチームは財政難のために補強が全く進まず、即戦力級の選手はウェズレイ・フォファナの後釜として獲得したヴォウト・ファエスのみに留まった。『The Athletic』によると、フロントも現在の不調は自分たちにも責任があると感じており、当分はロジャーズを解任するつもりはないと報じている。

 10試合消化時点で勝利したのは最下位ノッティンガム・フォレストへの1勝のみで、シーズンのおよそ4分の1が経過した中で勝ち点「5」は早急に手を打たなければいけない事案だろう。特にリーグで最多の失点を喫している守備の立て直しは急務で、昨季から負傷離脱を繰り返しているキャプテンのジョニー・エバンスは直近の試合の前に戦列を離れてしまった。守備的MFのウィルフレッド・エンディディも約1ヶ月間の離脱が確定するなど主力選手の離脱が続いており、ロジャーズ監督の前には暗雲が立ち込めている。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top