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もう見たくない…。リバプールで嫌われた5人。歓迎されなくて当然な選手たち

text by 編集部 photo by Getty Images

FW:マリオ・バロテッリ(シオン/スイス)


【写真:Getty Images】


生年月日:1990年8月12日
リバプール通算成績:28試合4得点0アシスト

 リバプールの長い歴史において、「最悪の移籍」とも言われているのがマリオ・バロテッリだ。サッカー界きっての問題児であることはリバプールも百も承知だっただろう。そのリスクを背負ってまでもこのイタリア人ストライカーには、入れ替わりでチームを去ったルイス・スアレスの後釜としての期待をされていた。

 バロテッリはマンチェスター・シティ時代にプレミアリーグを制した経験があり、イタリア代表で国際大会に強いことも証明してきた。リバプールに加入する前シーズンもチーム状態が決して良いとは言えないミランで公式戦18ゴール8アシストと結果を残していた。

 しかし、リバプールでは全くと言って良いほど活躍することができなかった。当時の指揮官ブレンダン・ロジャーズはバロテッリをスタメン起用し続けたが、プレミアリーグでは3節から11節にかけて1ゴールも関与することなく、そこから負傷離脱。復帰後も結果を残せず、リーグ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、UEFAヨーロッパリーグ(EL)、リーグカップでそれぞれ1ゴールを決めるに留まった。

 バロテッリがリバプールで決めた4ゴールのうちの1ゴールは本来彼のものではなかった。ELベシクタシュ戦においてリバプールがPKを獲得。チームのルールとして本来は副キャプテンのジョーダン・ヘンダーソンがPKを蹴る予定だったが、この悪童が半ば強引にPKを蹴ったのだ。結果的に決まったものの、当時の主将スティーブン・ジェラードが苦言を呈するなど物議を醸し、当然ながら彼の非常識的な行動はサポーターに受け入れられるものではなかった。

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