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もう見たくない…。リバプールで嫌われた5人。歓迎されなくて当然な選手たち

text by 編集部 photo by Getty Images

GK:シャルル・イタンジュ(現役引退)


【写真:Getty Images】


生年月日:1982年11月2日
リバプール通算成績:7試合10失点

 ホセ・マヌエル・レイナの控えGKとして加入したシャルル・イタンジュは、プレミアリーグでの出場が0に終るなど選手としてインパクトを残すことができなかった。これだけでは嫌われる要素とならないのだが、とある事件をきっかけにクラブ関係者やサポーター、メディアを敵に回してしまった。

 事件が起こったのは2009年4月。ヒルズボロの悲劇(1989年のリバプール対ノッティンガム・フォレストの一戦で死者96名、重軽傷者766人を出す惨事となった群衆事故)から20年が経過したことを追悼する式典にて、イタンジュがチームメイトにジョークを言っている姿がテレビカメラに抜かれてしまったのだ。

 イタンジュは2008/09シーズンにジエゴ・カバリエリが加入したため3番手GKへと降格しており、シーズンを通じて1度も公式戦でベンチ入りをしなかった。そのためシーズンを通じて彼が注目されることはなかったのだが、この犠牲者に対してリスペクトを欠く行動によって大バッシングを受けた。

 クラブはイタンジュに対して14日間の謹慎処分を与え、09年夏にリバプールからアトロミトスにローン移籍した際には「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。何度も何度も謝罪します。ごめんなさい。クラブ、ファン、そして特に犠牲者のご家族に、深くお詫びを申し上げます」とコメントを残した。その後、ローン契約満了に伴い復帰をしたが彼に居場所はなく、事件後に一度も試合でリバプールのユニフォームを着ないまま退団した。

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