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【コスタリカ代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



フランシスコ・カルボ(背番号15)
生年月日:1992年7月8日(30歳)
所属クラブ:コンヤスポル(トルコ)
22/23リーグ戦成績:75試合出場/8得点2アシスト
代表通算成績:11試合出場/1得点0アシスト

 長くコスタリカ代表のディフェンスラインで中軸を担ってきた。カタールワールドカップの北中米カリブ予選では14試合中13試合に先発起用されて本大会出場権獲得に大きく貢献した。2大会連続のワールドカップでもセンターラインを形成する柱の1人になるだろう。左利きでセンターバックだけでなくサイドバックにも対応できるスピードの持ち主だが、小回りが利かず、ビルドアップにおける貢献度も低め。

ファン パブロ・バルガス(背番号3)
生年月日:1995年6月6日(27歳)
所属クラブ:ミジョナリオス(コロンビア)
22/23リーグ戦成績:30試合出場/2得点1アシスト
代表通算成績:12試合出場/1得点0アシスト

 コロンビアの名門ミジョナリオスではチーム唯一の外国籍選手として奮闘している。コスタリカ代表にとっては貴重な控えセンターバックだ。カタールワールドカップ北中米カリブ予選の終盤に台頭し、空中戦で無類の強さを発揮してルイス・フェルナンド・スアレス監督にアピールした。体格の見た目通りの超人的なパワーで対面する相手選手を抑え込む。アメリカ生まれで、幼少期に両親にコスタリカへ移り住んだが、少年期にアメリカへ戻ってプロサッカー選手になった。フアン・パブロは4人きょうだいの一員3つ上の兄・マウリシオもサッカーU-20コスタリカ代表歴を持つプロのGKで、今年限りでの現役引退を予定している。

ケンダル・ワストン(背番号19)
生年月日:1988年1月1日(34歳)
所属クラブ:デポルティボ・サプリサ
2022リーグ戦成績:16試合出場/7得点2アシスト
代表通算成績:61試合出場/7得点1アシスト

 2メートル近い長身を誇る、肉体派センターバックだ。長く北米MLSで活躍し、ワールドカップは2大会連続出場となる。前回の2018年ロシア大会ではグループステージ最終戦しか出番を得られなかったが、スイス代表相手に豪快なヘディング弾を叩き込んで見せた。また、今年9月27日のウズベキスタン代表戦では、後半アディショナルタイムの94分に劇的な決勝点を挙げて喜びを爆発させた。フランシスコ・カルボと同じくセットプレー時には重要な得点源となるだろう。ただ、プレーは繊細さを欠き、アジリティやビルドアップ能力など隙も大きい。

オスカル・ドゥアルテ(背番号6)
生年月日:1989年6月3日(33歳)
所属クラブ:アル・ワフダ(サウジアラビア)
22/23リーグ戦成績:7試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:69試合出場/3得点1アシスト

 若手の頃からコスタリカ代表のディフェンスラインを支え、ワールドカップは今大会で3度目の出場になる。ベルギーとスペインで計10シーズンにわたって活躍した実績を持ち、ラ・リーガで100試合以上に出場した実力は本物だ。今季から活躍の場をサウジアラビアに移しているが、空中戦の強さや対人戦で発揮するアジリティにかげりは見られず、統率力もピカイチ。実はニカラグア生まれで、帰化してコスタリカ代表になった過去がある。

ケイセル・フレール(背番号4)
生年月日:1994年7月12日(28歳)
所属クラブ:エレディアーノ
22/23リーグ戦成績:15試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:30試合出場/2得点2アシスト

 ポジションを争うカルロス・マルティネスは守備に重心を置くタイプだが、ケイシェル・フジェールはより攻撃で持ち味を発揮できるタイプ。4バックなら右サイドバック、3バックなら右ウィングバックでレギュラー候補になる。そして、サイドバックながら183センチの長身で、攻撃のセットプレーでは重要なターゲットの1人だ。また、地道に結果を残して這い上がり、A代表まで上り詰めた苦労人でもある。国内屈指の強豪デポルティボ・サプリサの下部組織出身ながら、プロデビューは2部リーグだった。

カルロス・マルティネス(背番号16)
生年月日:1999年3月30日(23歳)
所属クラブ:サン・カルロス
22/23リーグ戦成績:13試合出場/0得点2アシスト
代表通算成績:6試合出場/0得点0アシスト

 両親がニカラグア人で、本人はコスタリカ生まれ、少年時代にセネガルのアスパイア ・アカデミー留学経験を持つなど、異色のキャリアを歩んできた。プロになりたての頃プレーしていたベルギーのオイペンでは豊川雄太とチームメイトだった。右サイドバックを中心に、左サイドバックやボランチもこなすマルチプレーヤーで、対人守備の強さが魅力。9月23日の韓国代表戦では対面したソン・フンミンと堂々と渡り合った。今年3月にA代表デビューを果たし、国内でも下位のクラブから唯一ワールドカップ出場メンバー入りと評価はうなぎ上りだ。

ブライアン・オビエド(背番号8)
生年月日:1990年2月18日(32歳)
所属クラブ:レアル・ソルトレイク(アメリカ)
22/23リーグ戦成績:7試合出場/0得点2アシスト
代表通算成績:75試合出場/2得点9アシスト

 負傷による離脱が多く、出場機会には恵まれなかったが、エバートンに5シーズン在籍した実績のある左サイドバック。サンダーランド時代にはクラブが1部→2部→3部と毎年降格する中、残留し続けた漢気もある。スプリントへの加速がスムーズで、スピードのある相手への守備対応も苦にしない。そして、タイミングを見計らったオーバーラップから左足でゴール前に高精度のクロスを供給する。19歳でデンマークに渡り、今年8月に移籍するまで10年以上にわたって欧州でプレーした国際経験はコスタリカ代表にとって貴重なもの。ピッチ内でもピッチ外でもチームにとって大きな影響力を持つ選手の1人だ。

ロナルド・マタリータ(背番号22)
生年月日:1994年7月9日(28歳)
所属クラブ:FCシンシナティ(アメリカ)
22/23リーグ戦成績:9試合出場/1得点3アシスト
代表通算成績:52試合出場/3得点4アシスト

 北米MLSで7年にわたってプレーしてきたが、今季は腓骨県損傷の影響でシーズンの大半を欠場し、9月上旬に復帰を果たしたばかり。実戦復帰後は一度も先発起用がなく、9月のコスタリカ代表にも招集されていなかったため、コンディションに懸念が残る。万全ならブライアン・オビエドに匹敵する実力者で、守備対応にはやや拙さが残るものの、抜群の攻撃力を生かしてサイドバックを中心に左サイド全域に対応する万能性を発揮できる。FCシンシナティでは元日本代表の久保裕也とともにプレーしている。

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