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【ブラジル代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


ヴィニシウス・ジュニオール
生年月日:2000年7月12日(22歳)
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
22/23リーグ戦成績:13試合出場/6得点3アシスト
代表通算成績:15試合出場/1得点0アシスト

 2018年にレアル・マドリードへ加入して以降しばらく、なかなか結果を残せず猛批判を浴びたが、昨季ついに覚醒。ラ・リーガだけで17得点13アシストの成績を残すなどゴール前での精度が飛躍的に向上し、3冠の立役者となった。ただ、ブラジル代表では昨年11月以降左サイドの主力に定着したが、ここまで1得点0アシストとマドリーのような活躍を披露することができていない。カタールワールドカップで一気にゴールとアシストを積み上げたいところだが、果たして。

ネイマール
生年月日:1992年2月5日(30歳)
所属クラブ:パリ・サンジェルマン(フランス)
22/23リーグ戦成績:13試合出場/11得点9アシスト
代表通算成績:120試合出場/74得点55アシスト

 言わずと知れたブラジル代表のスーパースターだ。存在が大きすぎる故にあらゆる部分で批判を受けているが、スキルに関してはやはり一流。ボールを自由自在に操って相手を翻弄することはお手の物で、ゴール前でのアイデアや精度も極めて高いレベルにある。この男の活躍がセレソン優勝のカギを握ると言っても過言ではないだろう。そんなエースは、カタールワールドカップ終了後にブラジル代表から引退することが濃厚。世界中から注目される中、有終の美を飾ることができるか。

ガブリエウ・マルティネッリ
生年月日:2001年6月18日(21歳)
所属クラブ:アーセナル(イングランド)
22/23リーグ戦成績:13試合出場/5得点2アシスト
代表通算成績:3試合出場/0得点0アシスト

 無名のままイトゥアーノから名門アーセナルに渡り、今や世界的に名を知られる存在となった若きウィンガー。非凡なスピードとフィジカルを生かした推進力は世界最高峰のプレミアリーグ内でもトップレベルにあり、単独でも違いを生み出せる。また背後を取る動きやボックス内への入り方が巧みで、チャンスを確実に仕留め切る決定力もあるなど、対戦相手からすると非常に厄介な存在である。セレソンでは現状2番手だが、実力的には間違いなくスタメンクラスだ。

ロドリゴ
生年月日:2001年1月9日(21歳)
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
22/23リーグ戦成績:11試合出場/4得点4アシスト
代表通算成績:7試合出場/1得点0アシスト

 レアル・マドリードで成長を続けるセレソンの未来だ。非凡なスピードを生かしたドリブルが持ち味だが、決して独善的ではなく、的確なタイミングで味方を使う上手さも持ち合わせている。また、昨季のチャンピオンズリーグ(CL)での活躍ぶりが証明する通り、21歳ながらここぞでの勝負強さも光る。カタールの地でも何かやってくれそうだ。ちなみに元プロサッカー選手である父親は、チームメイトであるダニエウ・アウベス(39歳)より年下の38歳。

アントニー
生年月日:2000年2月24日(22歳)
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
22/23リーグ戦成績:6試合出場/3得点0アシスト
代表通算成績:11試合出場/2得点2アシスト

 今夏9500万ユーロ(約114億円)もの移籍金で名門マンチェスター・ユナイテッドに加入したアタッカー。同胞のネイマールに勝るとも劣らないテクニシャンであり、非凡なアジリティーと抜群のシュートセンスも兼ね備えている。さらに守備でのハードワークを怠ることもないなど、あらゆる面でチームに貢献できる存在だ。昨年の東京五輪(東京オリンピック)ではU-24ブラジル代表に金メダルをもたらした。次はワールドカップのトロフィーを母国に持ち帰りたい。

ハフィーニャ
生年月日:1996年12月14日(25歳)
所属クラブ:バルセロナ(スペイン)
22/23リーグ戦成績:12試合出場/1得点2アシスト
代表通算成績:11試合出場/5得点4アシスト

 リーズ・ユナイテッドで評価を高め、今夏バルセロナへのステップアップを果たしたレフティー。逞しいフィジカルを生かした推進力のあるドリブルでサイドから違いを生み出し、左足の強烈なシュートで相手を恐怖へと陥れることができるモンスターだ。ブラジル代表デビューを果たしたのは昨年10月のことだが、すでに11試合で5得点4アシストの成績を残すなど素晴らしい活躍を披露している。自身初のワールドカップでインパクトを残すことができるか。

ガブリエウ・ジェズス
生年月日:1997年4月3日(25歳)
所属クラブ:アーセナル(イングランド)
22/23リーグ戦成績:13試合出場/5得点6アシスト
代表通算成績:56試合出場/19得点13アシスト

 9月シリーズはメンバー外となっていたアーセナルの新エースだが、無事にカタール行きの権利を得ることになった。ストライカーとしての能力に疑いの余地はなく、狭いエリアでもボールを失わないテクニックと抜群のシュートセンス、そしてIQの高さがうかがえる質の良いオフ・ザ・ボールを発揮し、単独でも違いを生み出せる存在である。ブラジル代表では2020年以降わずか1ゴールと苦しんでいる印象を受けるが、果たしてワールドカップの地で“電話パフォーマンス”披露なるか。

リシャルリソン
生年月日:1997年5月10日
所属クラブ:トッテナム(イングランド)
22/23リーグ戦成績:9試合出場/0得点3アシスト
代表通算成績:38試合出場/17得点7アシスト

 10月に負傷してしまい出場が危ぶまれたが、無事にメンバー入りを果たした。所属するトッテナムではここまで公式戦13試合で2得点に留まっているものの、ブラジル代表では直近6試合で7得点をマークするなど輝きを放っている。推進力のあるドリブルとボックス内での強さ、そして豊富な運動量が長所で、サイドと中央の両方において高いクオリティーを維持できる点も魅力だ。一方でフラストレーションを溜めやすく、時に危険な行為に及んでしまうのがウィークポイント。

ペドロ
生年月日:1997年6月20日
所属クラブ:フラメンゴ
2022リーグ戦成績:24試合出場/11得点3アシスト
代表通算成績:2試合出場/1得点0アシスト

 ブラジル代表通算2試合出場の男がロベルト・フィルミーノらを抑え26人の枠に滑り込んだ。185cmの長身を生かしたパワフルなプレーはもちろん、その体格には似合わぬほどの機動力も兼備。さらに少年時代にフットサルで磨いたテクニックも光るCFだ。テレビでメンバー発表を見守っており、チッチ監督から名前が読み上げられると母親やガールフレンドと抱き合い号泣。その直後、プロポーズを成功させるなど、11月7日は選手としても男としても永遠に忘れられない日となった。

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