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ドイツ代表にはつけ入る隙がある。サッカー日本代表MF堂安律が抱く自信の根拠とは?【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子

「日本代表が積み上げてきた財産で間違いなく勝てる」


【写真:Getty Images】



「もう1つは『ゲーゲンメンタリティ』という言葉があるように、トーナメントに強いイメージがあったんですけど、4年前のロシアを見ても分かる通り、経験ある選手が引退していって、それが少しずつ薄れているのかなと。日本は経験値のある選手が残って若い選手に伝えている。日本が積み上げてきた財産で間違いなく勝てる相手だと思ってます」

 このポジティブシンキングを実際のパフォーマンスにつなげ、日本代表を勝たせる仕事ができれば理想的だ。おそらく現状だと右サイドは伊東純也がスタートで出る可能性が高く、攻撃の切り札である彼がピッチに立つとしたら後半から。同点、もしくは劣勢に陥っている中での投入になるだろう。となれば、堂安はガムシャラにゴールを狙いにいかなければいけない。

 対面の相手左サイドバック(SB)にはダヴィド・ラウムが陣取ると予想される。彼をどう攻略するかを第一に考えることが肝要だ。

「カナダとやった時にはかなり相手のフィジカルが強くて速い選手が多かったですけど、逆にドイツはそういう選手が少ない。フィジカルは強いけど、アジリティはカナダみたいな能力がないと見ています。

 ラウムに関しても、特に苦手意識はない。互角にやりあえると思ってるんで、期待してもらえたらと思います」と虎視眈々と背後を狙っていくつもりだ。

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