ブラジル代表らしいアプローチが決め手。サイドと中央、それぞれを崩す術とは?【カタールW杯】

2022年11月25日(金)12時09分配信

シリーズ:分析コラム
text by 西部謙司 photo Getty Images
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 FIFAワールドカップカタール・グループG第1節、ブラジル代表対セルビア代表が現地時間24日に行われ、2-0でブラジル代表が勝利した。先制点は中央から、2点目はサイドを起点に相手守備網を打ち破った。ブラジル代表は中央からでもサイドからでも攻撃を完結させる術を持っているという。(文:西部謙司)


前後半で別人だったリシャルリソン


【写真:Getty Images】

 前半はほぼ何もしていなかったリシャルリソンが後半に2ゴールをゲット。CFらしい仕事ぶりだった。

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 リシャルリソンは技巧派ぞろいのブラジル代表の中では不器用そうにみえるが、ネイマールとルーカス・パケタの上手くいっていたコンビに代えて起用されたのはそれなりの理由があってのことだろう。しかし、前半は全くといっていいほど絡まず、いるのかどうかもわからないぐらい存在感が希薄だった。ボランチにポジションを下げたパケタが攻守に安定したプレーをしていたので、こちらが理由なのかと思えたほどだ。

 しかし、後半のリシャルリソンは見違えるような存在感を示す。ペナルテイーエリアのすぐ外でクサビを収めて捌くプレーがまず出てきた。シンプルなプレーなので目立たないが、これが出てくるとブラジル代表のリズムになる重要な役割だ。

 そして62分に先制ゴール。バイタルエリアでパスを受けたネイマールが左へドリブル。密集地帯の中へ突入していくドリブルは人に向かっていない。2人のDFの中間点へ向かう。こうされると2人のDFは間を狭める。さらにネイマールの後方からも寄せて、袋のネズミにしようとする。つまり、それがネイマールの狙いだ。

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