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能力を数値化! スペイン代表最強の10人。サッカー日本代表の脅威となる猛者【カタールW杯】

シリーズ:カタールワールドカップ能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

8位:パウ・トーレス(ビジャレアル)


【写真:Getty Images】


生年月日:1997年1月16日
市場価値:5000万ユーロ(約60億円)
22/23リーグ戦成績:13試合0得点0アシスト
代表通算成績:22試合1得点2アシスト

 1度のレンタルを除いて、下部組織時代からビジャレアル一筋のキャリアを歩んでいるレフティーだ。2019年にスペイン代表デビューを果たすと、そこから着実に存在感を増していき、昨年のEURO2020(欧州選手権)では全試合に出場してベスト4入りに貢献した。世代交代を果たしたラ・ロハのこれからを最終ラインの中心として牽引していく可能性は高そうだ。

 特筆すべきはビルドアップ能力の高さだ。左足から放たれる「パス」は長短問わず正確で、1試合における成功率90%超えはもはや当たり前といったレベル。安定した足元の「テクニック」を生かし、相手の厳しいプレスをいなすことも、ボールを持ち運んで数的優位を作り出すこともまったく苦にしていない。ボールの預けどころとしての安心感は半端ではない。

 もちろんディフェンス能力も素晴らしい。191cmという恵まれた体格の持ち主で「空中戦」に強く、パワフルなタックルにも定評がある。「スピード」はそれほどないが、読みが冴えており、常に相手の先手を取れるのでピッチ上でそのハンデを感じさせることは少ない。25歳とは思えないほどの完成度と言っても過言ではなく、ビッグクラブがこぞって狙うのも無理はない。

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