FW
ヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル代表)
生年月日:2000年7月12日(22歳)
大会通算成績:4試合1得点2アシスト
チーム成績:ベスト8敗退
カタールワールドカップではブラジル代表の攻撃を牽引してきたが、クロアチア代表戦では対面のヨシプ・ユラノビッチに大苦戦した。
ストロングポイントである縦への突破はことごとく防がれてしまい、苦し紛れのシュートやクロスを選択せざるを得ない状況に追い込まれてしまった。最終的に64分で交代を告げられてしまい、チームがPK戦で敗北したため不完全燃焼のまま今大会を去ることに。
メンフィス・デパイ(オランダ代表)
生年月日:1994年2月13日(28歳)
大会通算成績:5試合1得点0アシスト
チーム成績:ベスト8敗退
オランダ代表の攻撃の絶対軸だが、アルゼンチン代表戦のパフォーマンスは期待していたものとは程遠かった。
アルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロの激しい当たりに苦しみ、試合の中で良い形で前を向く回数はほぼ0。普段見せる懐の深いボールキープではなく、焦って雑なパスを出してボールを相手にプレゼントするプレーを多く見せられた。最終的に78分で交代を告げられ、エースの仕事を遂行できなかった。
ワリド・シェディラ(モロッコ代表)
生年月日:1998年1月22日(24歳)
大会通算成績:2試合0得点0アシスト
チーム成績:ベスト4進出
スペイン代表、ポルトガル代表との2戦連続でジャイアントキリングを起こし、ノリに乗っているモロッコ代表の中で唯一残念な結果に終わってしまったのが、ワリド・シェディラだ。
スピードを武器とするストライカーで、持ち味を生かすために試合がオープンになりやすい終盤に投入されることが多く、ポルトガル代表戦でも65分から出場した。シェディラは1点のリードを守るために積極的にプレスをかける姿勢を見せる一方で、不用意なファウルを連発。後半アディショナルタイムには3分間で2枚のイエローカードが提示されて退場を命じられてしまう。残り時間が少なかったため致命傷にはならなかったとはいえ、あまりに軽率すぎるプレーなのは事実であり改善が必要だ。
ゴンサロ・ラモス(ポルトガル代表)
生年月日:2001年6月20日(21歳)
大会通算成績:4試合3得点1アシスト
チーム成績:ベスト8敗退
決勝トーナメント1回戦のスイス代表戦ではポルトガル代表初先発ながらハットトリックという大活躍だったが、モロッコ代表戦では悪い意味で別人のようなプレーを見せた。
オフ・ザ・ボールの動きが乏しいためか相手DFのマークを外すことができず、いい形でボールを引き出した回数はごく僅か。それ故シュートまで持ち込む機会も少なく、スイス代表戦で見せた得点力は微塵も感じることができなかった。最終的にポルトガル代表はモロッコ代表の堅守を崩せずベスト8敗退が決まった。