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三笘薫はなぜ活躍できる? 今や主役、デ・ゼルビ監督の下で飛躍した2人の前例【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第19節、エバートン対ブライトンが現地時間3日に行われ、1-4でアウェイチームが勝利している。この試合では、サッカー日本代表MF三笘薫が大活躍。チームに貴重な先制点をもたらすなど、左サイドで何度も相手の脅威となった。なぜ三笘はこれほど活躍できるのだろうか。(文:小澤祐作)


三笘薫には最高評価


【写真:Getty Images】

 アレクシス・マック・アリスターやレアンドロ・トロサールがスタメンから外れた中でも、ブライトンは強かった。

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 立ち上がりこそエバートンのインテンシティーの高い守備に苦戦したが、すぐに自分たちのペースに持ち込むと、14分に先制ゴールを奪取。リードを得たまま迎えた後半はさらにギアが上がり、50〜60分の間で一気に3点を叩き込んだ。終盤にPKで1点を失ったのは残念だったが、敵地での4-1というスコアは、前節アーセナル戦でのショックを払拭するには十分すぎるものだ。

 支配率こそ49.1%対50.9%と大差なかったが、シュート数では10本対19本と大きな差がついている(いずれもデータサイト『Who Scored』を参照)。明確な狙いを持っていたブライトンに対し、ドミニク・キャルバート=ルーウィンへの可能性の低い放り込みが目立ったエバートン、という印象は確かに否めなかった。

 そんなグディンソン・パークでの一戦で、サッカー日本代表の三笘薫が輝きを放った。ブライトンの地元紙『サセックス・ライブ』はパスカル・グロス、エヴァン・ファーガソン、三笘の3人にチーム最高評価の10段階中「9.0」というレーティングをつけたようだ。トロサールの調子が上がらない今、ブライトンの主役は三笘…そう印象付けるようなゲームになったと言っていいかもしれない。

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