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優勝候補はどこだ! 欧州CL戦力値ランキング9~16位。最新メンバーを分析。期待できるのは?

シリーズ:欧州CL戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)最新ニュース

UEFAチャンピオンズリーグ22/23シーズンが現地時間14日に再開する。冬の移籍市場も終わり、ベスト16に生き残った各チームの現在の戦力は気になるところだ。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃、守備、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、ランキング形式で紹介する。


16位:クラブ・ブルッヘ(ベルギー)


【写真:Getty Images】

監督:スコット・パーカー
22/23CLグループリーグ成績:3勝2分1敗(2位)
戦力値:55(攻撃力13、守備力15、選手層13、勝負強さ14)


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 今季のチャンピオンズリーグ(CL)でサプライズを起こしたのがクラブ・ブルッヘだ。アトレティコ・マドリード、ポルト、レバークーゼンと同居したグループリーグBを3勝2分1敗という成績で終え、クラブ史上初となる決勝トーナメント進出を果たしている。第5節のポルト戦では4失点したが、それ以外の5試合はすべて無失点で乗り切っているなど、粘り強さを発揮した。

 ただ、国内では苦戦が続いていて、リーグ戦では2022年を首位ヘンクと勝ち点12差の4位で終えてしまった。さらに国内カップ戦でもシント=トロイデンに1-4の大敗を喫し、早々に姿を消している。それを受け、クラブは昨年末に成績不振を理由にカール・フーフケンス監督の解任を決断。後任に元イングランド代表MFスコット・パーカーを迎え、再出発を図った。

 しかし、パーカー監督の下でもチーム状況は好転していない。初陣となった第19節のヘンク戦で1-3と敗れると、第20節と第21節はいずれもドロー。第23節のズルテ・ワレヘム戦でようやく初勝利を収めたが、その後再び2試合連続ドローと、勝ち点を伸ばせていない。25試合を消化した時点で首位ヘンクとの勝ち点差は20に広がっており、リーグ4連覇に黄色信号が灯っている。

 カール・フーフケンス監督の元では3バックが基本だったが、パーカー監督の元では4バックとなった。しかし、4-2-3-1と4-3-3を交互に採用しており、最適解を見出しているのに苦労している印象だ。前線にはノア・ラングやタジョン・ブキャナン、アントニオ・ヌサら面白い人材が揃うが、強敵を打ち破れるほどの破壊力はない。GKシモン・ミニョレを中心にCLグループリーグ5試合を無失点で乗り切った守備陣に期待といったところだが、先述の通りチームを作り直している最中であり、ベスト8以上への望みは残念ながら薄いと言わざるを得ないだろう。

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